2024年のベストアルバム10選

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2024年の個人的ベストアルバムを紹介する記事を書きました。

10作品を選び抜いてリリース順に並べています。bandcampやSpotifyへのリンク、リリース元のレーベル情報も載せているので、ディグの参考にしてみてください。

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Liquid Mike “Paul Bunyan’s Slingshot” (Temporal Records)

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bandcamp / Spotify

昨年もベストアルバムに選出した Liquid Mike の最新アルバム。結局こういうのが一番気持ちよく聞けて、「まぁ、これでいっか」みたいな感じで何度も繰り返し聴いちゃいます。もちろん、「まぁ、これでいっか」はポジティブな意味。

Joyce Manor や The Menzingers など自分の好きなバンドと一緒にツアーを回ったりしてるのもいいなぁって思うポイント。去年の夏はメンバーが Chamer として来日して、大阪公演で1曲だけやってくれたのは嬉しかったです。

Waxahatchee “Tigers Blood” (ANTI- Records)

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「元々P.S.Eliot というインディーパンクバンドをやっていた Katie Crutchfield によるソロプロジェクト」という紹介も不要になるほどパンクファンにとってもお馴染みのアーティストとなった Waxahatchee の最新作。

渋い音楽が好きなエセ音楽評論家からの批評を一切避けつけないぐらいキャッチーさとピュアさを突き抜けさせてて、普段メジャーな洋楽や J-Pop を聴いてる人にも受け入れられるんじゃないかってぐらいのグッドミュージックを聴かせてくれています。カントリーテイストの混ぜ込み方も含めて最高。

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Bad Nerves “Still Nervous” (Suburban Records)

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今年一番聴いた「パンクロック」のアルバムがこれ。イギリスで活動するガレージパンクバンドによる2ndアルバムです。The Hives はロックスターすぎる、Spiritual Cramp はちょっとインディー色が強すぎると思っちゃう自分にとって、ビタってハマったのがこのサウンドでした。

ギターが奏でるやんちゃなメロディー、60’s Punk よろしくな歌載せ、初めから最後まで突っ走るパワフルさ。テンションあげるのにぴったりな作品です。

Macseal “Permanent Repeat” (Counter Intuitive Records)

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上がりすぎたハードルをいとも簡単に超えてきた Emo/Indie Rock バンドの2ndアルバム。優しさのかたまり、ありがとう。

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oso oso “life till bones” (Yunahon Entertainment Llc)

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爽やかで優しい、でもどこか寂しげで憂いを帯びている、そんな感じで楽曲に含まれている湿度の割合がちょうどいい楽曲が揃った作品。エモ/インディーファンはマストでチェック。

Maxwell Stern “In The Good Light” (Lauren Records)

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インディーパンクバンド Signals Midwest のギター/ボーカル、Maxによるソロアルバム。カントリーから影響を受けたソングライティングセンスが爆発しています。温かみと力強さを兼ね備えたピュアインディーロック。大好きなミュージシャンなので、他の作品と比較したりすることなく選出しています。

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Chime School “The Boy Who Ran The Paisley Hotel” (Slumberland Records)

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サンフランシスコのジャングリーポップバンドの2ndアルバム。ジャングリーポップというジャンル名はもちろん初耳、音楽を趣味と言いながらもネオアコが何かも未だによくわかっていない自分ですが、このアルバムが良いということは最初に聴いたときに分かりました。

キラキラと透き通ったグットミュージックが、まるで自分が小さいときに両親がよく車でかけていた曲かのように、体に染み込んできます。

Magdalena Bay “Imaginal Disk” (Mom+Pop)

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ロサンゼルスを拠点に活動するエレクトロポップバンドによる2ndアルバム。普通だったら自分の激狭アンテナには引っかからないぐらい、普段聴く音楽とは異なるジャンルの作品ですが、リリースがMom+Popってのもあってかたまたま耳にして、気づいたらハマってたって感じです。

妖しい世界観で包み込む系のサウンドながら、決して難解ではなく、キャッチーとさえ感じてしまう曲の数々が素晴らしいです。

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Bad Moves “Wearing Out The Refrain” (Don Giovanni Records)

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選出した10枚の中で最も過小評価されていると自分が感じる作品がこれ。ワシントンD.C.のパワーポップバンドによる3rdアルバムです。

拳を掲げるには少しおとなしめ、日常的なBGMにするには少しうるさめ、そんな絶妙なバランスがかつてパンクロックを愛した30代後半のおじさんの自分には刺さるんです。アルバムがリリースされてからは、オフィスに行くときは絶対にこのアルバムを聴いて、晴れやかで元気な気持ちになっていました。

Origami Angel “Feeling Not Found” (Counter Intuitive Records)

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ものすごい頻度で音源をリリースし続けているポップパンクデュオによる4枚目のオリジナルアルバム。こういう音楽って年齢を重ねるにつれてだんだんと受け入れられなくなるんやろなぁって4、5年ぐらい前から思ってたけど、不思議なことに聞けちゃってるというか大好きです。

楽曲の差を出すのが難しいはずのジャンルにも関わらず、その難しさってパワーとテクニックとセンスの合わせ技で余裕で超えられるんやってことを感じさせてくれました。


最後に。今回紹介した作品のうち Maxwell SternBad MovesOrigami Angel のアルバムは、自分が運営に関わっているディストロ「Pajammin Distro」で絶賛取り扱い中です。

もしフィジカル音源をゲットしたいと思った人がいたら、ディストロサイトを覗いてみてください。

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