2023年に初めて知って「いいな」と思ったアーティストを紹介する記事です。
Liquid Mike
ミシガン州のインディーパンクバンド。今年知ったアーティストで一番のお気に入りとなったのが、この Liquid Mike です。尖った特徴や派手さはないものの、安心を求めてついつい聞いちゃう感じは Macseal や Dowsing に近いのかなと。
知ったきっかけは今年3月にリリースされたS/Tアルバムですが、来年2月には早くもフルアルバム”Paul Bunyan’s Slingshot”をリリースする(もう5枚目とからしいです)ようなので、今後の活動も楽しみです。
MSPAINT
ミシシッピ州のエレクトロハードコアパンクバンド。3月にリリースされたアルバムを聞いて、これまで聞いたこと無さすぎるサウンドに度肝抜かれて、気づいたらクセになっちゃいました。
ライブで一緒に共演してるバンドの並びとかも自分好みやし、ちらっとみたライブの映像も凄そうやったしで、今後も積極的に追いかけたいと思ってます。
Feverchild
ベルギーの Emotive Hardcore バンド。耳が早い(表現あってる?)リスナーの間では、どうやら2021年リリースのEPの時点で話題になってたみたいなんですが、自分は今年9月にリリースされたアルバム”Altering a Memory”の収録曲を聞いて、どえらいバンドいるやんとなりました。
一言に「エモ」と言ってもいろんなサウンドがありますが、このバンドはUS Hardcoreシーンから登場した80年代後半〜90年代前半のエモバンドの匂いがプンプンするのが堪らないですね。
Home Front
カナダ・エドモントンを拠点に活動するポストパンクバンド。知ったきっかけは、誰かがSNSに投稿していたアルバムのジャケットの文字組みがカッコ良すぎて、これはサウンドもカッコいいに違いないと聞いてみたことでした。
去年の後半ごろからThe ChiselやHigh Visといったバンドのサウンドにハマってるので、もちろんこのバンドのサウンドにも激ハマり。この記事を書くためにちゃんと調べるまで、きっとイギリスのバンドなんやろなぁって思ってたぐらい、名前をあげたバンドの雰囲気が好きな人には聞いてみて欲しいです。
superviolet
昨年惜しまれつつも解散してしまった The Sidekicks でボーカル/ギターを務めていたSteven Ciolekによる新しいプロジェクト。特徴的な歌声を、より落ち着いたカントリーミュージックに乗せて届けてくれる、癒しサウンドが魅力です。
メンバーとして参加するSaintsenecaのような難解なアプローチではなく、キャッチーなメロディーなのが良いんですよねー。仕事終わりに電車に揺られながら聞いて、翌日への活力に変えていました。
Capming
シンガポールのエモバンド。11月にアメリカのReally Rad RecordsからリリースしたEPで存在を初めて知りました。
最初に音源を聴いた時、2014年から2016年ごろに人知れず活動していたバンドと言われても分からないなって感じる懐かしいサウンドにテンション上がったんですよね。で、そこからアメリカではなくシンガポールのバンドって知って、そのサウンドと時期のズレみたいなのに合点がいった感じ。Tigers JawやAdventuresが好きな人には、間違いなくチェックして欲しいです。
年を重ねれば重ねるほど、昔から聞いているアーティストや音源を聴く機会が多くなってきたけど、それでもこうして毎年新しいお気に入りアーティストに出会えるので、来年もディグを続けていこうと思います。