昨日、今年のベストアルバム10選を発表する記事をアップしましたが、そこでは紹介しなかったけど、このアルバムも良かったよねーっていう作品をいくつか紹介します。
Mercy Union “The Quarry”
The ScandalsとThe Gaslight Anthemのメンバーによる夢のようなパンクロックバンド。王道中の王道といったアメリカンテイストと、ちょっぴり薄汚れた感が見事に融合した素晴らしいパンクロック。テンションあがるというよりは、これだよなこれって聴いてて落ち着いた気持ちになります。
Antarctigo Vespucci “Love in the Time of E-Mail”
Jeff RosenstockとChris Farrenという2人の天才が組んだユニット。前作はアコースティック推しの印象があったけど、今作は音を重ねてよりポップに仕上がってる。らしさ爆発のわかりにくい曲もあるんやけど、メロディーセンスがきらりと光る曲の破壊力がたまんないです。
Kississippi “Sunset Blush”
もともとはSideOneDummy Recordsからリリースされる予定だったものの、レーベルのトラブルに巻き込まれ、結局本国アメリカではフィジカルリリースされてないのがもったいなさすぎる名作。Snail MailやSoccer Mommyもいいけど、Kississippiも聴いてよね、自称インディーオタクさんたち。
MELTED “Thin Skin”
ロサンゼルスのちょっぴりすかしたパンクロックバンド。紹介するならPUP × Drug Churchといったところでしょうか。一緒につるんでるのがどの辺のシーンなのかちょっとよく分からんけど、西海岸のカルチャーの発信地、Programme Skate & Soundでリリースライブもやってたし、自分の好きな界隈にいるんじゃないかなぁと思ってます。
Somerset Thrower “Godspeed”
リリース元のDead Broke Rekerdsの泥臭いイメージとは程遠い、スマートな香りのするオルタナパンクバンド。Long Islandという土地柄からか、ライブでやたらゴリゴリのハードコアバンドとの共演が多いんですよね。そのあたり、東京のHollow Sunsに重ねてしまうとこもあるバンドです。
Teenage Wrist “Chrome Neon Jesus”
周りで話題になってたときは自分が完全に乗り遅れてたのが懐かしい、この作品。調べてる中で知ったけど、この音で3ピースなんですね。Turnoverがある種、浮遊感のあるインディーの行き止まりを作っちゃった感じがある中で、オルタナ・インディーのこういうアプローチがあるのかぁと関心させられた作品です。
Lemuria “Recreational Hate”
この作品に関しては厳密に言えば2017年リリースなんやけど、ベストに選定されない12月にリリースされてるし、ほとんどの人の手元にフィジカル音源が届いたのは今年やろうし、紹介しました。作品ごとに雰囲気を大きく変えてくる印象のバンドやけど、かなり聞きやすいアルバムで、初めてLemuriaを聴くって人の入門編にもおすすめ。残念ながらバンドは活動休止を発表しています。
まだ未チェックの音源があったらぜひチェックしてみてください!