2018年も残りあと少し。
ベストアルバムの発表はほとんどのメディアで終わってますが、ようやく仕事を納めて落ち着いたんで、自分が今年よく聞いたアルバムを紹介します。
Fiddlehead “Springtime and Blind”
Have HeartのPatやBasementのAlexが所属するオルタナパンクバンド、という説明は、この作品の登場とともに不必要になりましたね。バランス感がとにかく最高です。
Muncie Girls “Fixed Ideals”
今年の4月にジャパンツアーを行ったUKのメロディックパンクバンド、Muncie Girlsが帰国後にリリースした作品。音の重ね方が最高で、まろやかでキャッチー。ポップスが好きな人全員に聞いて欲しいやつです。
The Sidekicks “Happiness Hours”
作品を出すごとに新しい境地を開拓するMy Favoriteバンドの1つ、The Sideckicks。結構高めに設定したハードルをいとも簡単に超えてきてくれた作品です。癒し。
Joyce Manor “Million Dollars to Kill Me”
前作”Cody”がパーフェクトだっただけに賛否両論出そうな作品ですが、何回もしがんでるうちに味がしてきました。そして、何より納得感がましたのが、SPINに投稿された“Joyce Manor Is Excited to Be Bored”というインタビュー記事を読んだこと。ファンなら必読です。
Just Friends “Nothing But Love”
ジャンルをなんと表現したいいか分からない、新世代のインディーパンクシーンを代表するミクスチャーロックバンド。音楽に対する深みとかはよく分からないんですが、とにかく聴いててテンアゲします。
Mom Jeans. “Puppy Love”
前作”Best Buds”のリリースで一躍シーンを賑わす存在になったEmoバンドの待望の2ndアルバム。キャッチーさでは前作に劣るものの、味が出たなぁっていう幅の広がり方を見せてくれた作品です。いい感じでステップ登ってるなぁ。
Retirement Party “Somewhat Literate”
今年、一番ガツンとやられたアルバムを挙げるとすればこれ。Modern Baseball influenced Power Pop、これでおっ?と思う人は、音源を聴いてみてください。きっと「ありがとー!」となるはず。
The Beths “Future Me Hates Me”
ベストアルバムにランクをつけるのって難しいけど、どうしてもって言われたらこの作品が1位になるかな。ニュージーランドから突如として現れたインディーロックバンド。どんなシチュエーションにも気持ちの状態にも馴染む、バランス感や耳さわりの良さがパーフェクトな2018年を代表する作品です。
Jupiter Styles “Be Good”
Ratboysのベーシストとしても来日したSeanによるソロプロジェクト。最初は、音源に参加してるミュージシャンの豪華さを知ってチェックした感じやけど、今ではふとしたときに聞きたくなる大好きな作品に。いい意味で水みたいな作品です。
Basement “Beside Myself”
インスタで9枚選ぶときには選考から外したけど、なんとなくキリがいいから10枚にしたくて、そうなったらこれしかないよなってやつです。「らしさ」が消えた、セルアウトしたと感じる人もいるかもやけど、このアップデートは凄すぎる。あと、A面とB面でそれぞれ違う雰囲気を構築してるのもさすがです。
とまぁ、こんな感じで、順位とか関係なしに2018年よく聴いたアルバムを紹介しました。
今やとSpotifyやApple Musicで気軽に聴けるし、記事中にもbandcampのリンクも貼ってあるんで、年末年始の落ち着いたタイミングでチェックしてみてもらえると嬉しいです。
あと紹介してる音源のいくつかは、自分のやってるディストロサイト、Pajaminn Distroでも購入できるんで、気になった人はのぞいてみてくださいね。