シカゴのインディロック/エモバンド、Jupiter Stylesのデビュー作”Be Good”をレビュー!
Jupiter StylesはSean Neumannっていうミュージシャンのソロプロジェクト。Seanは他にもSingle Playerっていう名義で活動してたり、メンバーではないもののRatboysの曲を作ったりしてて、かなりアクティブなミュージシャン。 Rolling StoneやVICEなんかの音楽メディアでライターとしても活動してるみたい。
んで、このプロジェクトのメンバーがすごい。 ギターにはRatboysのDave SaganとLifted BellsのSeth Engel、ドラムにDowsingやPet Symmetryのメンバーとして知られるMarcus Nuccioっていう編成。エモやシカゴのインディーシーンが好きなら絶対に反応しちゃうやつですね。
ただ、このバンドの曲を聴いていい!ってなったのは、そんな情報を知る前のこと。アルバムのオープニングを飾る”Surefire Way”は、いつも聴いてる音楽と比較すると遅すぎるって感じるぐらいスローなテンポなんやけど、ゆるーい雰囲気やったり、ちょっとダルそうな歌いかたやったりにビビビっと来ました。
アルバム全体を通して、曲はミドルテンポ。ソフトな歌いっぷりと、ちょっぴりザラついたローファイなサウンドが気持ちいい。ずっと一本調子ってわけじゃなくて、聴いた瞬間パッと明るくなる曲、サビで伸びやかな高音が響く曲、しっとりと癒されてる曲、いろんな良さを持った曲が、ぎっしり詰まってる。
曲の構成も音の重ね方も基本的にめちゃくちゃシンプル。特にそのシンプルさを感じられるのが、歌詞までシンプルな#5の”The Same”。めちゃくちゃ良くないですか、この曲。イントロから繰り返されるギターリフ、裏返りそうになっちゃうサビのボーカル、イントロからAメロに入るところの「ドパンッ!」っていう分かりやすいドラム、全部が最高です。
ってことで、アルバムを1周聴いて、ソッコーでCD買いたい!ってバンドにコンタクトに取ったらソッコーでOKもらったので、自分のやってるディストロ、Pajammin DistroでCDを取り扱ってます。RatboysやOso Oso、あとWeezerが好きな人はチェックしてみてください。
Link: Pajammin Distro