本格的に街が年末感を増してきましたね。小さいときは、クリスマスソングを聞くとサンタさんのプレゼントを考えてワクワクしてたけど、最近はもう1年が終わるんやってソワソワします。
さて、2017年の振り返りの記事の一つとして、今年自分が出会った新しいアーティスト、ニューカマーを紹介する記事を書いてみました。今年デビュー音源を出したアーティストだけではなく、あくまでも「今年自分が出会った」なので悪しからず。
Harmony Woods
今年出会ったアーティストの中で、一番スゲエ!!となったのが、このHarmony Woods。各インディーメディアでも大絶賛されていて、今後どこまで駆け上がっていくのかが楽しみなシンガーソングライターです。
活動しているのは、もはや「もちろん」という言葉がぴったりなフィラデルフィア。Julian BakerやPetalなど、女性シンガーソングライターが好きな人はもちろんのこと、どことなく曲のメロディーにModern Baseballを感じるので、モダベファンも要チェックかと思います。
Goodwill Hunting
全然周りで話題になってないけど、個人的に今年一番大騒ぎしたのが、このGoodwill Hunting。インディーとパンクのブレンド具合が最高なんです。最高!!!!!
カリフォルニア出身という以外に、詳細がいまいちよくわからないバンド。bandcampには、今年アルバムをリリースしたばっかりやのに「Rest In Peace」って書かれてるし、もしかしたらアルバムリリースして解散のパターンかな。まぁ、何はともあれ、Joyce Manorが好きな人はマストでチェックでしょ。
Nervous Dater
今年、いろいろヤバいアーティストを教えてくれたり、ディストロで協力してくれたり、何かとお世話になったボストンのレーベル、Counter Intuitive Recordsに所属するインディーパンクバンド。出身はNYのブルックリンで、「ぽい!」というのが最初に口をついて出てくるやつですね。
アメリカに旅行に行った時に遊びに行ったフェスで、Pinegroveがキャンセルになった代わりに出演が決まったこのバンド。もともと音源をチラっと聞いて、かっこええなって思ってたけど、ライブを見てさらにファンになりました。スカした中にしっかりパンクロックがあってカッコイイんです。
Open City
このバンドをニューカマーと呼ぶのは、若干おこがましい感じもありますが。Kid DynamiteやPaint It Blackでおなじみ、Dan Yemin先生率いるハードコアパンクバンド。聞いた瞬間、Dan先生要素がブシュアーって音を立てて溢れ出すの最高じゃないですか。
あと、Bridge And Tunnelのギタリストで、最近やとWorriersにも関わっているRachel先生のボーカルもぶっちぎっててかっこいい。今年アルバムを出したあとで7インチを出したりとリリース周期も早いし、地元フィラデルフィアに旅行に行った時、いろんなレコ屋にちゃんと音源を置いてた(多分足を運んで持って行ってる)し、そういう活動精神もイケすぎてます。
Kali Masi
いわゆるポップパンク寄りのメロディックバンドで最近唯一「おっ!」と思ったバンド。最初は、元DefeaterのJay Maas先生(先生って言いがち)が、「俺が最近プロデュースしたなかで、こいつらはヤベエぜ」って自慢してたので知ったんやけど、音源を聞いてニンマリ。
Polar Bear ClubとPentimentoの美味しいところを吸い上げてキャッチーに仕上げましたって感じの音は、さらっと聞いただけでもテンションあがるし、繰り返して聞いたら深みもあるし。ポップパンクキッズにぜひともチェックして欲しいやつです。
Remo Drive
来年、Sorority Noiseと行うツアーの可愛いフライヤーを見て知ったバンド。自分の好きな軸からみて、ちょっぴりインディーに寄ってる音楽性なんやけど、たまにイケてるオシャレな音楽きいて、自分もオシャレって勘違いに浸りたい時ってあるやん? そういう時に聴きたくなるバンドですね。
スーッと流れるクセのない曲を歌わしたらぴったりハマりそうな声をしてるのに、「クセ」を要所要所に入れてくる感じもいいですね。パンクらしさというかは、ロックンロール要素なんですかね。White ReaperやRozwell Kidsの要素をエモ・インディーに加えたって感じのバンドです。いや、違うか。まぁ、聞いて見てください。
以上、自分が今年出会って、うお、カッコエエなぁ!ってなったアーティストを紹介しました。
知る人ぞ知る的なアーティストを紹介できたかなぁと思って、結構満足感高いんですが、最近はネットが発達してるし、Apple MusicとかSpotifyのレコメンド機能もあるし、そこそこ音楽自分でディグってる人なら、今回紹介したあたりは知ってるんですかねー。
自分が新しいバンドを掘りまくってた当時って、Twitterで新しいバンドを紹介したり、それに対してリプを送ったりする人がたくさんいたから、反響というかみんなの現状をそれとなく知れたんけど、最近そういうのんを知れる手段ってないよなーってしみじみ思っちゃったり。カッコイイと思う音楽は、もっと多くの人に聞いてもらえるよう意識して発信していきたいなぁ。