ゴールデンウィークに5日間連続で開催された国内ロックフェス VIVA LA ROCK 2021。開催終了から2週間たった5/19、終了宣言なるメッセージが発表されました。
この終了宣言の目的は、開催から2週間たった段階で、フェスに関わった人たちから新型コロナウイルスの感染報告がなかったと発信すること。フェスに参加したお客さん、出演アーティストやその関係者、スタッフの誰からも、コロナ感染報告はなかったようです。
フェス側が関わった人全員にPCR検査を実施することは現実的じゃないし、「誰からも感染報告がなかったこと」 = 「コロナ感染者が一人も出なかったこと」とは厳密に言うことはできませんが、一イベントがこうしたメッセージを世の中に発信することは、とても意味のあることだと思いました。
Link: VIVA LA LOCK 終了宣言全文
5/5にライブイベント関連4団体が共同で出した声明文にも書かれていましたが、昨年5月から1年近くにわたって、コンサートや演劇、ミュージカルなどの公演会場からのコロナ感染のクラスター発⽣は報告されていないようです。
その感染者ゼロのエビデンスが、VIVA LA ROCKという5日間でチケット5万枚近くを売り上げた大きなイベントでも積み上げられたというのは、ライブエンターテイメントの復活に向けて大きな希望になると思います。
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ワクチンが多くの人に行き渡るのがいつになるのか見通しの立たないなか、収益を上げられない状態がこれ以上続くと本当に厳しいライブエンタメに関わる人は本当にたくさんいるはず。
対策をとって開催できる会場や団体に対しては観客制限の条件緩和を、対策をとるのが難しい環境の小規模な会場や団体に対しては補償を、政府には検討して欲しいです。
こういう情報発信が、少しでも力になれることを願って。