11月後半に遊びに行ったアメリカ旅行。昔みたいに、日記風の記事を書こうかなと思ったけど、書き始めるためエネルギー障壁をなかなか超えられずにいるので、書けるパートから書き始めようと決めました。
まずは、クリーブランドで遊びに行ったWax Bodegaというレコード屋さんについてです。
Wax Bodegaは、ClevelanaのLakewoodという地域にあるレコード屋さん。このレコード屋さんに向かうときに乗ったUberの運転手さん曰く、LakewoodはClevelandの中でも高級住宅が集まる静かで安全な地域らしいです。
もともと存在を知らなかったんやけど、Clevelandに観に行ったライブ、Snowed In Clevelandっていうフェスのスポンサーをやってたのがきっかけで知って、泊まってた場所からかなり遠かったけど、わざわざ遊びに行きました。
取り扱っているのは、パンクやインディーと呼ばれるジャンルの新品レコードが中心。Run For Cover、Hopeless、SideOneDummyなど、実力のあるインディーレーベルがリリースしている音源は一通りカバーしている品揃えで、多くのレコードが壁にディスプレイされてるのが探しやすくてナイスなポイントでした。
ここに訪れる前に、フィラデルフィアでいろんなレコード屋さんに行ったけど、なかなかジャンルを限定しているレコード屋さんが見つからなくて。ジャンルも細かく分けず「Rock」のカテゴリにたくさんのアーティストが並んでいる店舗がほとんどで、欲しいレコードを探すのに苦労したんよね。それと比べると、Wax Bodegaは探しやすさも最高。店の人も、そこをウリにしてるって言ってました。
イケてるのは取り揃えているジャンルやディスプレイの方法だけではなくて、運営している人たちも。遊びに行ったとき、Snowed In Clevelandに出店する準備をするために店を閉めてはったんやけど、自分たちが覗いたら心よく開けてくれはって、気さくにいろいろ話してくれはった。
いかにも音楽好きなんやろなぁっていうのが見た目から溢れ出してる夫婦が経営してはって、同じジャンルが好きとあって話も弾んだ。旦那さんの方は、Kick Rockのマサさんと知り合いって言ってはったなぁ。あと、旦那さんはWith The Punchesのツアーマネージャー的なこともしていて、夫婦の馴れ初めは、With The Punchesのメンバーが絶対合うからって紹介してくれたんやって(素敵なエピソードでした)。
実は、この店、The Wonder Yearsのベース、Joshが共同オーナーとして関わってて、オープニング記念には、Soupyのソロプロジェクト、Aaron West and the Roaring Twentiesがインストアライブをやったみたいです。店の中は普通のレコードストアと比べるとスッキリしていて、商品の棚とかをずらしてインストアイベントとかもよくやっているみたいです。
他の店にない特徴としては、この店オリジナルのカラーバイナルの販売も積極的にやっていて、ローカルのレコードショップとしての役割だけでなく、アメリカ全土においてもしっかり特色を出していこうとしてるんやなぁってのが伺えました。レコードの定期購読みたいなこともやってるし、オンラインショップもかなり充実しています。
めちゃくちゃマニアックな音源が手に入るわけではないけど、今のトレンドを組んだパンク・エモ・インディー系の音源なら確実に手に入るレコードショップ、Wax Bodega。なかなか旅行で寄るような場所にはないけど、機会があればぜひ行ってみて欲しいですし、まずはオンラインサイトをチェックしてみてください。
Link: Wax Bodega
店の人としゃべっているときに、自分がDistroしている話をして、このバンドをカナダのレーベルから買ったって話をしたら、「お前か! お前のおかげで、うちはレーベルの残り在庫4枚しか入荷できなかったよ」って話が盛り上がったPkew Pkew Pkewの動画を貼っておきますー。(自分のDistroはコチラからチェックしてください。)