今年でリリース20周年を迎える、Elliot Smithの”Either/Or”。リリースの前と後でインディーロックシーンが変わったと言われる名盤について、American FootballのギタリストであるSteve Holmesが語ったインタビューが、GQ Magazineに掲載されています。
Elliot Smithというアーティストの存在や、大好きなレーベル(今、やってるんかな?)の名前の由来になってる名盤「Either/Or」の存在は知ってたものの、どんな音楽なのかちゃんと聞いたことは今までなくて。面白そうなインタビューやったから、じっくり読んでみました。
Elliot Smithについては、日本語のWikipediaでも詳しく説明されてるからそっちを読んでもらうとして、インタビューの中でSteveが、自身が「Either/Or」の中で一番好きな曲で、Elliot Smithを聞いたことない人に一番最初に聞いて欲しいと紹介している”Angels”を聞いてみてください。
自分はこの曲は聞いて、「ああ、なるほどな」って思ったね。曲から「悲しみ」を感じるこの感じ、Emoに通じるところがあるんやなぁって。あと、Steveもインタビューの中で言ってるけど、このささやくような歌い方は、確実に今のインディーロックシーンに影響与えてるって感じるもん。
あと、ギタリストの観点からすれば、かなりテクニカルなことをやってるっていうのも魅力らしい。かなり難しい演奏をしてるのに、聞こえてくる音楽はやかましくなくて心地よいってのはスゴイなぁって思います。
インタビューによると、American Footballは音楽的にElliot Smithに影響は受けていないらしいですが、SteveもMike Kinsella (Owen)もElliot Smithのファンだそうです。
サウンドを聞くだけでなぜか悲しい気持ちになる。そこは個人的にはAmerican Footballと共通するところやなぁって思います。そんな曲を聞いてみたいという人は、ぜひ20周年という機会にElliot Smithを聞いてみてください。
(関連記事: How Elliott Smith’s Either/Or Changed Music, According to American Football’s Steve Holmes | GQ Magazine)