大学入試ぐらい本気でBrian Fallonのツイートの意味を考えてみた

Photo from Rock Sound

The Gaslight Anthemのフロントマン、Brian Fallonのツイート内容があまりにも気になったので、大学入試の読解問題並みにエネルギーを使って翻訳を考えてみたよっていうお話です。

 

その問題のツイートはコチラ。Oso Osoの最新作”Basking in the Glow”の名前が登場していて、「ほーほー、何を言ってるんだ?」と気になった感じです。

 

ただ、すんなり理解できる文章ではありませんでした。英語の読解に関してはある程度自信があったものの、やっぱり英語って難しいなーと。

Oso Osoが「ありがとー!」的な絵文字をリプライで返してるのを見つけたので、何かしら褒めてることはわかったんですが、細かいニュアンスまではすぐに分からず、大学入試ばりの真剣読解をすることにしました。以下、その思考の過程を書き記します。

 

I’m asked if I think music critics/reviews matter in 2019…

まず、冒頭の文章でいきなり解釈につまづきました。”matter”を「問題」っていう意味の名詞やと思った結果、文章の意味が理解できなくて。

おそらくこの文章における”matter”は「重要である」という動詞ですね。結果、「2019年において音楽のレビューや批評は重要だと思うか(よく)尋ねられる」っていう意味だと思います。

 

I read Ian Cohen’s piece on “Basking in the Glow” by Oso Oso – it made me find 1 of the best albums I’ve heard all year.

ここの部分はすぐに理解できました。Ian Cohenのレビューは、異例の8.3という高得点をつけたpitchfolkのレビューのことですね。レビューを読んだ結果Oso Osoの作品を聞いてみて、今年聞いたアルバムの中でベストな作品の1つってことを知ったという意味になると思います。

 

So u never know.

冒頭に続いて引っかかったのがここ。uはyouを表しているのは知ってましたが、そもそも”you never know”っていうイディオムの意味を正しく理解できていませんでした。

ずっと「君には分からない」っていう文字通りの意味やと思ってたんですが、もうちょっと”you”を広く捉えて、「だれにも分からない」っていうのが正しいニュアンスみたいです。

だからここの意味は、「(音楽のレビューや批評が重要かどうかなんて)誰も分からないよね」っていう意味なんじゃないかと思います。

 

Unless it’s bad stuff on me, then theyre always wrong & don’t matter at all.

前後関係も含めて、一番頭を悩ませたのがここの部分。こうやって記事にしている今でも、完全には理解できていません。

itは音楽、theyはレビューや批評を指していると考えるのが自然。とすると直訳は、「音楽が自分にとって悪いものじゃない限り、レビューや批評はいつでも間違っているし重要でもない」ってことになるはずです。

でも、この翻訳だと、Pitchfolkのレビューによって最高の作品と出会えた事実と合わないんです。

めちゃくちゃいいと思った作品について、レビューはかなり高い評価をしているのだから間違っていないし、レビューのおかげでいい作品に出会えたんだから、レビューが重要でないというのはおかしいですよね。

いろいろ考えて、今のところ自分の中での解釈は、「いい作品を前にしたら、レビューや批評なんていうのは野暮だぜ。つべこぜ言わず、いい作品を楽しめよ」ってことが言いたかったのかなーって感じです。

でもこれじゃあ、その前の”you never know”とのつながりがよく分からないし、これだ!と納得できる理解ができていない状態です。英語に堪能な方、ぜひともニュアンスを教えてください。

(追記)”bad”がそもそもスラング的に「めっちゃいい」っていう意味で使われている可能性もあるなと思い始めました…

 

長々と書きましたが、結論として言いたかったのは、Oso Osoの最新アルバムは最高ですよってことと、自分がいいと思う音源を自分の好きなアーティストも気に入ってるのは最高に嬉しいなってことです。

Oso OsoもBrain Fallonも、両方聞いてみてください!

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