唯一無二のハードコアパンクバンド、Angel Du$tの3rdアルバム”Pretty Buff”をレビュー!
アルバムリリースに先駆けて公開された収録曲を何曲か聴いたときの感想は「こんな曲もやるんやなー」やったけど、まさか全曲このテイストとはってぶっ飛びました。
脱力感というよりはリラックス感。狙った感は一切感じさせない自然なスタイルとしてこの作品を作り出した感じ、最高にクールです。
前情報がなかったら、Trapped Under IceやTurnstileといったハードコアバンドをやってるメンバーがいるとはきっと思わないだろう軽やかなサウンド。暑苦しさを一切感じず、爽快感とともに駆け抜けていきます。
ほぼ全曲にアコースティックギターが使われていて、それが爽やかさをもたらしている大きな要素ですね。あと、Angel Du$tらしさを感じるコード進行ながら、やりすぎ感のない自然な展開が気持ちいいです。
リリースはメタルやハードコアの名だたる大御所が所属するRoadrunner Recordsから。世間的にはセルアウトしたとか言われちゃうのかな。でも、こんな作品つくってくれるなら、どんどん大きくなっていって欲しいです。
一番好きな曲はミュージックビデオにもなっている#7″Bang My Drum”。レコードやとB面の1曲目なのかな。ミュージックビデオには収録されていないんですが、イントロがめちゃくちゃよくて、アルバムの流れで聞くとゾクゾクしちゃいます。ぜひ音源で通して聴いてみてください!