アメリカ・テネシー州のEmoバンド、Free Throwがシレっと新しいEPをリリースしたんですが、その中に収録されてるChance the Rapperのカバーが激イケなので紹介します。
Free Throwは、テネシー州ナッシュビル出身のEmoバンド。今や実力派Emoバンドのお抱えレーベルになったTriple Crown Recordsに所属しています。最近だと、Knuckle PuckとBoston Manorっていうイケイケなポップパンクバンドとツアーを回ってますが、なんとも言えない土っぽさが魅力のバンドなんです。
んで、そんなFree Throwが3/16にシレっとリリースしたのが5曲入りのEP”Missing Pieces”。bandcampやSpotifyなど、デジタルフォーマットのみでのリリースとなっています。過去の曲のアレンジを変えたバージョンが4曲に加えて、Chance the Rapperのカバーが1曲収録されています。
正直、Chance the Rapperについては、「なんか売れてるラッパー」っていうこととアーティスト名しか聴いたことなくて、曲も1曲も知らない状態でFree Throwのカバーを聴いたんですけど、これがめちゃくちゃイケてるんです。いわゆる「Chill」なスタイルの心地よい抜け感。確かにEmoと言われればEmoなんやけど、もはやフィーリングミュージック的な領域の気持ち良さです。
このカバーを聴いてChance the Rapperについて調べてみたんやけど、めちゃくちゃすごい人なんですね。なんでも、レーベルと契約せずに、音楽を一切有料販売しないという活動スタイルながら、おっきいフェスに出たりグラミー賞を受賞したり。まぁ、全部Wikipediaに載ってる程度の情報なんやけど、それ読んだだけで、めっちゃ興味出ちゃいました。
それで、Free Throwがカバーしてた曲”Same Drugs”をチェックしてみると、なんだこっちも心地よいぞ。すっかりハマってしまって、何回かリピート再生しちゃいました。この曲だけじゃなくて、アルバムも聴いてみないとな。
ってことで、Chance the Rapperの名前が気になってこの記事を見てFree Throwのことを知った人は、ぜひFree Throwのこともチェックしてみてください。バンドは、去年フルアルバムをリリースしていますが、バンドの土臭さという魅力を感じられるという点では、”Those Days Are Gone”っていう2014年作から入るのがおすすめです。
ちなみに、ライブはこんな感じの熱量で最高です。