それぞれのカラーがあるのが音楽フェスの魅力ですが、そのカラーってのは不変じゃないですよね。
ってことで、今年のFurnace Festのラインナップがこれまでとちょっと雰囲気違うよねってことを書いただけの記事です。
Furnace Fest は、アラバマ州のバーミンガムで開催されるロックフェス。2000年から2003年にかけて開催され、一度は終了するも、2021年に復活。以降、ここ最近は毎年開催されています。
Furnace Fest の特徴といえば、大きな括りで Emotional Hardcore や Post Hardcore 寄りのハードコアバンドやパンクバンドが中心のラインナップということ。初期は The Dillinger Escape Plan、Zao、Underoath、Shai Hulud、As Friends Rust、Converge、As I Lay Dying、From Autumn to Ashesといったバンドが代表的な出演者で、その傾向は2021年、2022年のラインナップにも受け継がれました。
ところがどっこい、先日発表されたラインナップは下記フライヤーの通り。もちろん、大きな括りではパンクやハードコアのバンドが並んでいますが、ヘッドライナー扱いのMXPXやPennywiseをはじめ、Bouncing SoulsやNo Trigger、Knuckle Punkなど、これまでのFurnace Festのイメージとは違うアーティスト名が割と大きめに載っているのが驚きポイントです。
特にMXPX、Turnstile、BaneとPennywiseっていうヘッドライナーの並びだけを見たら、Furnance Festって絶対分からない並びですもんね。
もちろん、これまでのFurnaceらしさも残っていて、そういう意味では、いきなりラインナップをガラッと変えてインフレさせた印象ではなく、正統進化させた感じなのが好感もてるポイント。
いろんなタイプなハードコアが好きな人たちが、MXPXのライブで一堂に会してシンガロングしてる光景を想像しただけで幸せな気分になれます。
カラーが変わったで言うと、UKのハードコアフェス Outbreak Festival のラインナップも、今年は一味違う感じになってて面白いですよ。
絶対遊びに行けないと分かっている海外フェスでも、ラインナップを眺めているだけで楽しめちゃう自分みたいな人は、ぜひそちらもチェックしてみてください。
最後に。Furnace Fest 2023 のフライヤーで名前を見つけて、「いや、今何年やねん!」って思わずツッコミ入れちゃった2バンドの音源を貼っておきます。