[Live Review] SPORT Japan tour 2017 津山

Photo from Cut The Tension

2017/7/22(土) SPORT Japan tour 2017 @津山 K2

SPORT / falls / My Own Change / Diskover / thinkabout / 水色 on the Sun

フランスのEmoバンド、Sportのジャパンツアーの2日目、岡山県の津山場所に遊びに行ってきた。

会場となった津山K2は、最寄駅から徒歩圏内にありながらも、自然溢れる山の中にある特殊な環境で、初めて訪れる人やと「こんなところに人が集まることなんて有り得るんかな」って思っちゃう雰囲気やけど、素晴らしいブッキングで地元の人に信頼されているK2スタッフのショーキくん企画ってことで、遠方からも含めてたくさんの人が集まってた。

メインステージやフロアは使わず、スタジオを使ってのライブ。たくさんの人が集まってて、会場は熱気ムンムン。素晴らしい雰囲気でのライブを楽しめました。

 

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水色 on the Sun

かなりインパクト大な名前の地元岡山のロックバンド。バンド名から予想してた通り、J-Rock+メンバーに海外エモが好きな人がいる感じっていう音楽性やった。

演奏のクオリティが高くて、曲を知らなくても細かい展開までしっかり聴こえてくるいいライブやった。SPORTが来るなら是非とも出演したいと自ら立候補したらしく、そのエピソードだけで最高やなって思いました。

 

thinkabout

「津山のtoe」っていう異名を持つインストのインディーロックバンド。存在はずっと知ってるけど、観るのは初めてやったんちゃうかなー。

スタジオっていう空間や照明の雰囲気を完全に自分達のものにして、他のバンドにはない世界観を作り出してた。メンバー同士が顔を見合わせて体の動きを合わせた次の瞬間、何が起こるんやろーって楽しみになる感じが良かったです。

 

falls

東京のエモ・パンクバンド。最初からずっと、たくさんの人が集まってたけど、Fallsが始まる頃には会場はギュウギュウ。なかなか見られへんっこともあってか、みんな楽しみにしてる様子が伝わってきてた。

やっぱりこのバンドは音のグルーヴ感がたまらない。3ピースやからこそ、ギターの細かいフレーズまできっちり聴こえるんやけど、3ピースとは思えへんほど包容力のある音で会場を包んでくれる。そして、その厚みのある音を、会場で起こったシンガロングがさらにカサ増ししてくれるっていう、最高の雰囲気やった。

ハイライトはSPORTの”Saint Louis, 1904″のカバーで、SPORTのメンバーがピンボーカルを務めた瞬間。客席がそれまでのうねりから一気に勢いを増して、みんなが一斉に前に押し寄せるすごい光景が広がってた。曲をやってる間、「これ、次のSPORTどうなっちゃうんだ」って妄想して、ニヤニヤが止まりませんでした。

 

SPORT

正直、あーだこーだ書けるほど細かく覚えてません。気が付いたら終わってた、でも物足りないとかじゃなくて、多幸感 to the 多幸感 on the 多幸感 (意味不明)。

期待し過ぎても大丈夫って、確信に近いものを謎に持ってて、ライブ始まったら問題なく最高で、楽しみにしてた感情全部ぶちまけてやるぞーって全力疾走してたらライブが終わってた、そんな感じ。

 
エモが持つ胸をキュウっと締め付けるような物悲しさと、インディーパンクが持つみんなの歌声が温かみをもってその場を包み込む雰囲気、それがベストな配合で混ざりあったライブで、とにもかくにも最高やった。

知ってる曲やからイントロがなった瞬間からうおーってぶち上がるんやけど、たとえ事前知識なくあの場所にいても、間違いなくぶち上がったやろーなって、今振り返ってもそう思う、そんな、なかなかにあり得ないほどのエネルギーで充満した空間やった。

 
最高以外に言葉が出てこない最高のライブ。数年に一回ぐらい「すっげーライブみたな」って思う、まさにその感想が出てくるライブやった。

今振り返ると、あのタイミングで、あの空間で、あのテンションで観れて、本当によかったなって思います。




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