2017/5/20 (Sat) The Menzingers Japan tour 2017 @心斎橋PANGEA
The Menzingers / And Protector / Bacho / Kickassray / Fireplay
地元、関西で大好きなThe Menzingersのライブ。めちゃくちゃたくさんのお客さんが集まっていたし、一緒に出ていた全バンドがカッコよかったしで、最高の夜でした。
Fireplay
急遽出演が決まった、大阪のエモロックバンド。まだ結成されて間もないのに、大きなステージで違和感なく光ってて、多くの視線を釘付けにしてた。
エモリバイバルのバンドに影響を受けたであろうメロディーラインと、日本のバンドらしい主張強めのギターサウンドが合わさって、結果的に90年代後期~00年代初期のUSエモロックバンドのような質感に仕上がっていて、なかなか他にいないサウンドを奏でてた。確実にこの日のラインでファンが増えたと思う。
Kickassray
金沢のメロディックパンクバンド。いろんな方面からの評判が高いバンドやから、この日初めて観れるのを楽しみにしてた。
バンドの音を表現するのに他のバンド名を持ち出すのって、失礼っていうか邪道っていうか、あんまりいいことじゃないのは分かってるけど、それでも敢えて「いや、Title Fightやん」っていうニヤニヤが止まらんかった。もちろん、いい意味でやし、突き詰めて突き抜けてるのがカッコよすぎた。
緩急が付きすぎてる曲展開、ハードコアバンドっぽすぎてるメンバーのアクト、狙いにいきすぎてるオルタナなギターサウンド、全部含めてかっこよかったです。
bacho
関西が産んだ、日本語詞・歌ものロックヒーロー。凄まじい人気と熱量がこの日もフロアを支配してた。
バンドの魅力はやっぱり、暖かいメロディーとともに、グサリ、グサリと心にダイレクトに届くメッセージ。何のことはないシンプルなフレーズが、複数合わさってとてつもないパワーを持って届いてくる。そのフレーズを大声で歌いながら、それぞれの楽しみ方をするお客さんたち。ある人は終始笑顔で、ある人はときどき感情的な表情で歌う。その光景が最高にグッときた。
正直に言うと、周りの人が言うほどこのバンドのかっこよさを、これまではそれほど感じれられてなかった自分やけど、この日のライブは今まで見たライブの中で一番かっこよかった。メンバーからほとばしる気合いみたいなやつ、それと会場を包み込む暖かい歌、なるほど、みんな好きになるわけやなって。
And Protector
静岡、三島のメロディックパンクバンド。もはや大阪でライブが盛り上がるのは当たり前といった人気で、この日も多くの人がしょっぱなから前にグッと詰め掛けてシンガロングしてた。
これまではどちらかというとクールな印象というか、楽曲から鬼気迫るような感情が滲み出すようなライブが多かったけど、この日は何か吹っ切れたというか、ちょっと高いところに立って落ち着いて物事を見つめているような、そんな温かみを感じる雰囲気やったなぁ。
もちろん、bachoが会場の空気を作ったあとやったからってのはあるかもしらんけど、新曲にもその温かみっていうのは現れてて、メンバーの年の重ね方がいい形で音楽に現れてるなぁってことを感じた。
日本語詞という部分を取っ払っても、エモーショナルな楽曲がガツンと響くのがAnd Protectorの魅力。見るたびにカッコいいなって思うし、これからも何度でもライブを観たいバンドです。
The Menzingers
東京で最高のライブを見て、地元の大阪で同じくらいの盛り上がりを見せるのか心配していたこの日のライブ。でも、その心配よりも、もう一度最高のライブが見られるに違いないっていうワクワク感が勝っていた。
Tellin’ Lieの最高のイントロが鳴り響く。周りにいた友達たちが、満面の笑みでステージを見つめている。もう、それだけで心配なんて吹き飛んだ。最高。
Good Thingsでの会場の爆発力。東京よりもすごかったし、冗談抜きでライブハウスが揺れた。最高なひとときを過ごしながら、I’m having a horrible timeって真逆の歌詞を、みんなが笑顔で歌う光景。最高。
この時間、絶対終わりが来ちゃうんだろうなぁって思いながら、終わりが来ちゃっても、こんなに楽しいんやったら、全然問題ないや!って感じで終始楽しすぎた。曲が好きとか演奏が上手とか、なんかそういうのんとかじゃない最高の時間。ライブが終わって、しばらくは他の楽しいことが頭に浮かばないぐらい、心持って行かれたライブやったなぁ。