久々の復活。ネットで見かけた気になる音楽ニュースをまとめて紹介する記事です。
ネットといっても音楽に関するニュースを拾うのが基本X(Twitter)なので、自分が情報を摂取したポストを添えてお届けします。
Spotifyの支払いルール変更問題
これ酷くない?突然過ぎない?
1000人に聴かれても、君の音楽は、
テイクフリーで無価値ですよってこと?Spotifyは今月から年間再生数が1,000未満の曲には楽曲利用料を支払わない新ルールを施行。これによりアップロードされた1億曲のうち6,200万曲が無報酬に。https://t.co/tZzi831vqQ
— Naz Chris (@NazChris_dj) April 10, 2024
最近Xを賑わしていた音楽関連のニュースで一番気になったニュースがこれ。4/1にSpotifyの支払いルール変更が発表され、年間1000回再生未満の曲には権利者に支払われないことになった、というものです。
背景に人気アーティストへの支払いを増やしたい思惑がありそうだったり、いわゆる”ノイズ”トラックを削除する取り組みが同時に発表されたりしたこともあって、X上で個人が好き勝手にいろんな意見を飛ばしていたのが興味深かったです。改めて一次情報を得る大切さを実感した出来事でしたね。
Spotifyがどんな発表をしたかは「ROUTER.FM」というサービスの記事にわかりやすくまとまっています。個人的な見解も含んだ記事を読みたい方は下記のnote記事をどうぞ。
こんにちはPAKINです! さて、昨日今日とTwitter(今だとXな訳ですが、わかりにくいのでTwitterで表記しま…
謎の音源サイトWandcampが立ち上がる
詳細は不明だが、おそらくAG Cookが立ち上げたWandcampというプロジェクトが不可思議で面白い。今は10曲ほどが公開されていて、無料で試聴&ダウンロードが可能。
やはりネット音楽周辺の人脈の音楽が多いのだが、新たにSmerzの楽曲が公開。https://t.co/84gSrSf6sR— (@kalopsia___3) April 10, 2024
明らかにbandcampを意識しただろうサイトの爆誕。古き良きインターネッツ時代のDIY感みたいなものが感じられてワクワクすると同時に、その時代だと「知っている人だけが知っている」みたいなことがあり得たのに今はすぐにシェアされて自分のようなパンピーでも知るところになるんだなぁという気持ちにもなったやつです。
ちなみに。最初にサイトを覗いたときは10数個の音源しかアップされてませんでしたが、この記事を書いている時点だと30個ぐらいに増えていました。
Link: https://wandcamp.com/
生成AIのSoraでMVが作られる
Paul Trillo氏(Soraの初期連携アーティストの1人)がSoraを使った初の商業ミュージックビデオを制作。
本人いわく10年前にお蔵入りしていたアイデアをSoraで実現できたとのこと。
実は今までのMVで実現できていたのはクリエイターの脳内のごく一部というのはあるだろうな。pic.twitter.com/YMYbRfBXfg— KAJI | 梶谷健人 / 新刊「生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方」発売! (@kajikent) May 3, 2024
生成系AIが単なるバイラルから実用に移り始めて久しい昨今、ついに動画生成系のAIを活用したミュージックビデオがリリースされたみたい。Chat GPTで有名なOpen AIのSoraというAIを使った世界で初めてのミュージックビデオということです。
酔いそうだったので途中で見るのやめちゃったんですが、アート性の高いミュージックビデオと生成系AIとの親和性は高そうだなってのが感想。国内で初めてAIでMV作る人は誰だろなーって今から楽しみ。
tofubeatsがAIボーカルを採用したEPをリリース
【インタビュー】
tofubeatsはなぜAIボーカルでEPを作ったのか?・J-CLUB最後の残党として
・「いいDJ」ってなんなのか
・メジャーでリリースする意義
・クラブミュージックと能動性誰でもない声に込めた思いを明かすhttps://t.co/IqYdL9dz6M#tofubeats pic.twitter.com/tJXeJjEWP6
— 音楽ナタリー (@natalie_mu) April 27, 2024
トラックメーカーtofubeatsが、AIボーカルを採用したコンセプトEP”NOBODY”をリリースしました。自分は先にナタリーのインタビュー記事を読んでから音源を聴いたんですが、インタビュー中にも書かれていたようにAIボーカルだからこそのフラットな声がいい味出してます。
技術を活用したアイデアから1曲が誕生して、それをそのまま作品のコンセプトに昇華させたっていうプロセスが、自分が普段仕事でやってるサービスやプロダクトの企画プロセスの理想系とまさに同じで、それも個人的に興味深いポイントでした。
レッチリのCalifornicationが今の時代を予言していたらしい
Red Hot Chili Peppersが1999年に出した曲「Californication」が今の状況を予言していた歌詞があるとTikTok上でバイラル化している。 pic.twitter.com/Q2kCaPvqLe
— Tetsuro Miyatake (@tmiyatake1) April 16, 2024
ニュースというか小ネタ。レッチリは歌詞とか注目して聞いたことなかったけどおもしろすぎる。ミュージックビデオに登場するポリゴンが古臭い感じなのも相まって面白いですねー。
お笑いと音楽ライブの融合イベント、おもしろそう
new show
2024/5/11 Sat
下北沢BASEMENTBAR
“MATE vol.2”
〜 BASEMENTBAR 29th ANNIVERSARY SP 〜OPEN 18:30 / START 19:00
前売り¥3000+1D / 当日¥3500+1D
<Ticket>https://t.co/PgoBj6KHBa【出演】
THEティバ
Pavilion
パンプキンポテトフライフライヤーデザイン:おっぺけりょう子 pic.twitter.com/dtshKGbQqa
— THEティバ (@thetiva_band) April 8, 2024
お笑いライブと音楽ライブの融合って単発系のイベントやフェスではよく見かけるものの、定期的な企画としては初めて見かけたので面白いなーと思ったやつ。K-PROの劇場ナルゲキと下北沢のBASEMENT BARがコラボしたイベントみたいです。
自分は音楽もお笑いも好きなのでvol.3、4と続くといいなと思う一方で、お笑いの前時代的な文化からくるライブハウスでの発言がイベントをよくないものにする会もそのうち出てきちゃうだろーなって思ったりもするので、とりあえず今後どうなるか興味深くみていこうと思ってます。
Rate Your Musicで1位から1000位までまとめたプレイリスト
米国「Rate Your Music」(RYM)で特に高く点数がついた楽曲を、1位から1000位まで纏めたプレイリスト。集計した人が凄すぎるし、定番からRYMらしい曲まで入ってるのが面白いhttps://t.co/nrn1AHf767
— (@zippu21) April 6, 2024
一般ユーザーによる投稿で楽曲が評価されるサイト「Rate Your Music」にて、点数が高い曲を上から1000曲集めてプレイリストが公開されていました。これを作り切る胆力、すごい。
順位は上から順番なのかな、#44にLa Disputeの”King Park”、#248にAmerican Footballの”Never Meant”が入ってました。
コーチェラを機にYouTubeのマルチビュー機能が実装されたらしい
【コーチェラ2024】YouTubeで配信決定、最大4チャンネルの同時視聴可能に https://t.co/3vJIBunSgG
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) April 5, 2024
今月行われるアメリカのビッグフェス Coachella に合わせて、YouTubeライブのマルチビュー機能が実装されたようです。スマホやPCではなくテレビでYouTubeアプリを開かないと使えない機能やったみたいで、自分はどんな見た目になるのかを体験できなかったんですが、プロモ映像を見る限りめっちゃ楽しそう。
フジロックとかでも導入されたら日本でも話題になりそうですね。今年はライブストリーミングあるのかしら。
Record Store DayでTHE FIRST TAKEのレコードが登場
✨アイテム紹介✨#ano-From THE FIRST TAKE
昨年3月にTHE FIRST TAKEにて歌唱した「ちゅ、多様性。」,「普変」が公開から現在までで2,600万再生突破⁰音源化の声も多かった両テイクをレコードストアデイに12インチアナログ盤としてリリース‼️#レコードストアデイ https://t.co/Poxs5fPsyp pic.twitter.com/ANhKZ6lNEk
— RECORD STORE DAY JAPAN (@rsdjapan) April 8, 2024
インディペンデントなレコード屋さんを盛り上げるイベントRecord Store Day。毎年、いろんな限定盤がリリースされますが、今年はanoのTHE FIRST TAKE音源がレコード化されました。
自分の知ってる限りだとTHE FIRST TAKEの音源がフィジカルリリースされたのって今回初な気がするんですがどうなんでしょう。アメリカのスタジオセッションシリーズAudiotreeも、最初はYouTubeでの動画のみだったのに、今ではフィジカルでもコンスタントにリリースしてたりするので、THE FIRST TAKEも今回の売り上げを見て、今後のフィジカル戦略を立てたりするのかなぁって思ったり。
TuneCoreの親会社、Believe社員へのインタビュー記事
【特別取材】「ストリーミングで日本の音楽市場はまだ伸びる」日本上陸したBelieveシルヴァン・ドランジェ氏が語る #Believe #SylvainDelangehttps://t.co/aOqsPKitrz
— ミュージックマン (@musicman_net) April 23, 2024
昨年日本上陸を果たしたTuncoreの親会社としても知られるBelieve社員へのインタビュー記事。日本のアーティトを世界に売るには的な文脈でやり取りされたインタビュー記事で、自分が普段音楽を楽しむ上で一切考えないような文脈だったので新鮮で楽しかったです。
サービスを継続利用してもらうためにSpotifyをはじめとする各種ストリーミングサービスはレコメンドの精度の向上を頑張っているという話、頭では理解できるけど感情では理解したくないというか、まだまだ自分のアンテナを磨き続けていきたいなー的なエゴに摩擦を感じながら記事を読んでました。でも最近出会う新しいアーティストの結構な割合を、SpotifyのRadio機能やRelease Raderプレイリストが占めてるのは事実なんだよなぁ。
思い出野郎Aチーム高橋一さんのインタビュー
「自分は人より才能があって努力もしたんだから、政治から離れた場所で、クリエイティブで自由に生きていられるような気になっている人もいると思います。でも、そういった人の多くはただ単に現政府の元でネオリベ的に成功しているだけですよね」
クリティカルだ。ほんとそれhttps://t.co/6j7zENAxqW
— (B面) (@zyasuoki_b) April 26, 2024
これもニュースというかWeb記事ですが。考える深さも行動力も、こうありたいと思わせられる記事でした。
このニュース記事をまとめる行為なんかがまさにそうやけど、表面だけ掠め取る作業をたくさんやって、それだけでアップアップみたいなのが毎日の生活だったりするので、気合いいれて深く考える時間を取らなきゃなって。
気になったウェブニュースをインプットするだけインプットして、吐き出す場所がないのがストレスになっていたので、このまとめ記事を再開しようかなと思い立ちました。定期的に投稿するかもしれないし、時間に余裕のあったGWの気まぐれで終わるかもしれないし。