Run For Cover Recordsに所属するミュージシャンが、レコード屋さんで自分の好きな音楽について語るビデオシリーズ”Record Selection”の最新作が公開されました。
“Record Selection”は、Run For Cover Recordsがくれた50ドルを使って好きにレコードを買っていいよっていうビデオシリーズ。
登場するミュージシャンはレコード屋さんで次々と気になるレコードを手にとって、そのレコードについての音楽的なことや自分の思い出を語っていくっていう、オタク歓喜のビデオシリーズなんです。
久しぶりの投稿となった今回登場したのは、Fiddleheadのボーカルで元Have Heartのボーカルとしても知られるPat Flynn。
ハードコアが好きな人って、自分の周りの友達もそうやけど、音源にめちゃくちゃ詳しいっていう傾向があるような気がしてるんやけど、Pat先生もご多分に漏れず最高に音楽に詳しくて、見ててめちゃくちゃ楽しいです。
紹介されたレコードの詳細については、YouTubeの詳細のところにズラっと詳しく書いてありますが、ここでは個人的に気になったところをいくつか紹介します。
・Have Heartが影響を受けた97aというバンド
このビデオを見るまでバンド名も聞いたことありませんでした。PatがHave Heartの”The Things We Cary”と”Songs to Scream at the Sun”を持ちながら影響を受けたと語ってたから、”Abandoned Future”っていうEPを聞いてみたらめちゃイケてました。
Have Heartよりもスピードはかなり速いんやけど、力強く前に突進していく感じは、The Things We Carryに収録されてる曲に通じるなぁと。
・FugaziやDag Nastyが好きなのはやっぱりかぁって感じ
みなさん、新しいFiddleheadのアルバムは聞きましたか。自分は偉そうに言いながらまだフィジカルをゲット出来てないんやけど、めちゃくちゃカッコいいですよね。
んで、このビデオの中でPatがFugaziやDag Nastyのレコードをいくつもピックアップしていて、まさにFiddleheadに影響を与えたであろう2バンドだけに、やっぱりなぁって思っちゃいました。
・Sheer Magの大ファンなのアガる
9月に来日することが決まっているインディーパンクバンド、Sheer Mag。ハードコアシーンの人にも人気の高いバンドやけど、Pat先生もファンのようです。嬉しい。
・中学生の頃のDescendentsのエピソードが可愛い
Descendentsの一番好きな曲が、The Beach BoysのWendyのカバーだと語るPat。ラジオから流れてきたときに録音出来なかったから、すぐにラジオ曲にもう一回かけてってリクエストしたんやとか。もちろん無理って言われて、それから毎週日曜日はリクエストしてたって可愛いエピソードを語ってます。
やっぱりかっこいい音楽をやってる人は、たくさん音楽聞いてるし、聞いてる音楽にまつわる人に語りたくなるエピソードがいくつもあるんやなって、このビデオを見て再確認しました。このビデオを見てから聞くFiddlehead、また違って聞こえてきそうです。