パンクロックシーンにおいて人気街道をひた走っているカナダのPUP。
4月にリリース予定のアルバムに収録される新曲”Free At Last”のミュージックビデオが公開されたんですが、このミュージックビデオがめちゃくちゃ面白いので記事にしてみました。
実は”Free At Last”は以前にこのブログでも取り上げた、ある「面白い試み」を行った曲。
その試みっていうのは、曲を公開する前にコード進行と歌詞だけを公開して、それを見てみんなに自由に曲を作らせるってものでした。
(関連記事: 新曲はみんなで作る!? PUPが面白い試みをスタート! | PUNX SAVE THE EARTH -blog-)
みんなに作ってもらった曲をどういう形で発表するのかなぁって思ってたんですが、その発表の仕方がずばり今回公開されたミュージックビデオという形。
ミュージックビデオには、実際にコード進行と歌詞だけを頼りにみんなが作ったいろんなバージョンのFree At Lastが登場するんです。
253人のバージョンはコチラに全てアップされてるんですが、単純にそうやって公開するだけじゃなくて、映像をマッシュアップしてミュージックビデオを作っちゃうってのが粋でイケてます。
PUPのバージョンに合っている(ように見える)部分をうまく切り取って貼り合わせてる2:30ぐらいからのとことか最高やし、みんなのオリジナルバージョンのことを「カバー」って呼ぶあたりもニクいです。
正直、この試みに参加して曲をバンドに送る人って数十人の規模かなって思ってましたが、集まった数の多さを知って驚きました。
PUPがそれだけ人気っていうよりは、みんなの行動力がすごいっていうか、曲を演奏してネット上に公開するっていう行為が自分の思ってるよりもハードルの低いことに若い世代ではなってるのかなぁって。
PUPは4/5に”Morbid Stuff”というアルバムをリリース予定。流通はRise Recordsに任せながらもリリースは自主レーベルからという試みも楽しみです。
すでに公開されてる新曲も2曲ともかっこいいし、確実にAOTYに入ってくる名盤になると期待してます。
あ、そうそう。Free At Lastの前に公開されてた新曲”Kids”のミュージックビデオも、ハリウッドのSF超大作ばりに手が込んでいて見応えがありますよ!
普段はあまりミュージックビデオを見ない自分も、思わず食い入って見てしまう面白さやったので、ぜひチェックしてみてください。