Rufio の1st アルバムのレコード再発で思ったこと

Image from Discogs

メロディックパンクシーンに革命をもたらしたと言っても過言ではない Rufio の1st アルバム “Perhaps, I Suppose” が、レコードで再発されることになりました。

クリーブランドを拠点とする Parting Gift Records と Take This To Heart Records との共同リリースで、ストアの情報をみるに、1000枚プレスされたうち、すでに225枚以上は売れてるみたいです。

なんでこのタイミングでの再プレスなのかなーと思いきや、2000年の10月10日にリリースされたってことで、今年でリリース20周年ってことみたいですね。ちなみに、なぜクリーブランドのレーベルによる再発なのかは分かりません。(調べたら、Rufio はカリフォルニアのバンドでした。)

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今回の Rufio の1stアルバム再発のニュースを受けて、「あっ、やっぱりそうなんだな」とふと思ったこと。それは、海外でも再発ブームの明確なターゲットは、20代後半以上の世代なんだろうなってことです。

そもそも10年から20年も昔の音源を再リリースする時点で、気づいて当たり前のことかもしれません。でも、自分が知ってるこれまで再発されてきた音源って、新しくそのシーンの音楽を聞き出した10代〜20代前半の人たちでも欲しいと思うかもなって音源ばっかりで。

日本でもだんだん若い世代にレコード体験が根付いてきた感じはあるけど、海外ではそれ以上に若い世代がレコード買うっていうイメージがあって、「再発 = オリジナルを買えない若い世代への救済措置」的な目的があるんじゃないかってなんとなく思ってたんですよね。

でも、今回 Rufio がリリースされたことで、「いや、Rufio は若い世代、絶対興味ないやろな」となり、ハッとした感じです。こんな芋っぽくて線の細い音源を、今の若い世代の人が好んで聞くはずがない(失礼)と思うんで。

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今回の再発のニュース、自分と同じ世代の人は間違いなく反応しちゃうやつですよね。

自分と同じぐらいの年齢でメロディックパンクを通ってる人は、高校生の頃に Above Me のただならぬスピードのイントロを聴いて「速い = カッコいい」という謎概念に囚われて、大学生の頃ぐらいに YouTube でWarped Tour のライブ映像を見て「いや、普通に演奏巧いんかい!」って独り言で突っ込む、ってのがテンプレやと思ってます。

 

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