昔ほど注意深くTwitterをチェックすることはしなくなってしまったんやけど、たまたまレコードの市場についての気になるツイートを連続でみたので、記事にしてみました。
最初にみたのは、The Alternativeのツイート。一見するとレコードのセールスはどんどん増えてるし、レコードが全然音楽業界を救ってないってのは嘘じゃない?っていうポジティブなものです。
Vinyl sales are still up! What do you mean vinyl is stalling and won’t save music???
*Looks at top 10 sellers list* oh… pic.twitter.com/LKRvnYub8n
— The Alternative (@GetAlternative) January 4, 2018
でも、添付されている2017年のアメリカでのレコード売り上げランキングの画像を見ると、ツイート内容が皮肉であることがわかります。売り上げ枚数の多いレコードは、The BeatlesやMichael Jackson、Amy Winehouseなんかの、昔からあるタイトルばかり。
若い世代が買っていてリバイバルしているという可能性も否定できなくはないですが、おそらく往年のレコードファンが買っているんやろうし、いずれにせよ若いアーティストの作品で多数の売り上げをあげてるタイトルは、Ed Sheeranぐらい。
続いて見かけたのが、アメリカのインディーレーベル、Tiny Enginesのツイート。ここ数年でレコードの売り上げは減ってきているし、自分たちと同じようなレーベルも同じ状況。全部のリリースでレコードを作るような経済力はないし、2018年はもっとカセットオンリーのリリースが増えるだろうっていう内容です。
We sell less vinyl now than we did a few years ago and it’s the same for most of our label peers. In 2018 we will experiment with more cassette only releases than we ever have. Unfortunately it’s just not financially feasible for us to do vinyl for every release anymore. https://t.co/dyzBtIHo9B
— Tiny Engines (@tinyengines) January 3, 2018
6、7年前から、Tiny Enginesのような小さなインディー/パンク/エモのレーベルがレコードでのリリースをどんどんするようになって、それに伴ってレコードの魅力にハマっていった自分としては、本当に悲しい内容。
でも、言われてみれば、一番ピークで新品のレコードを買っていた2、3年前と比べると、自分も買うレコードの量が去年は少なかったし、その理由の大きな一つにSpotifyと契約したのがあるなぁってことを考えると、自分もその悲しい状況を作り出している一人なのかなぁと思って、残念な気持ちになった。
うん、よし、2018年はレコードやCDで、音源をもっとフィジカルで買うぞ!と決意したのでした。最後に、自分が初めてレコードで購入した音源を貼っておきます。