タイトルを読んでも何が言いたいのか分からないと思いますが、ここ最近、マーチの告知について思っていることをまとめてみました。
Appleっぽい見せ方とは
ここでいう Apple とは、Mac や iPhone を作っているあの Apple のこと。ここ最近、Apple が新しい製品やサービスを発表するときに使っている告知手法があって、それを「Appleっぽい見せ方」と呼んでいます。
例は以下の画像みたいな感じですね。iPad Air の告知ビジュアルなんですが、一つの画像にいろんな機能や特徴がまとめられています。
Appleっぽい見せ方のマーチ告知の例
自分が初めて、「あ、これ Appleっぽいな」と思ったのは、来年1月に新しいEPをリリースするシカゴの Indie Pop バンド、Beach Bunny の告知ビジュアルを見かけたときでした。
いろんなマーチや音源が一つの画像にまとめられていて、しかもデザインのテイストまで全て統一されているのが、めちゃくちゃ Apple っぽいなって思ったんですよね。
https://twitter.com/BeachBunnyMusic/status/1333485687828606979
で、注目して見てみると、それなりに名の知れたアーティストはみんな同じように Apple っぽい見せ方の告知ビジュアルを作ってるんですよね。もちろん、この手法自体は新しいものじゃないと思うんですが、ここ最近スタンダードなものとして定着してきたんだと思います。
Apple っぽい見せ方のメリット
Apple っぽい見せ方をマーチの告知に使うメリットは大きく2つあると思います。
1つは、バリエーションの多さがそのまま衝撃度の高さとして伝わること。一枚の画像のなかに、様々な種類のマーチや音源が並ぶことによって、ビジュアルを見た人に「力入れてる感」が伝わります。
もう1つは、個別で見せるよりもカッコよく見えること。個別でみるとそんなにカッコよくないマーチでも、統一感のあるデザインの一部として見せることで、それっぽく見える効果があると思います。
一枚の画像に情報をまとめるのはめちゃくちゃ効果的
Appleっぽい見せ方とは少しズレますが、年間ベストの発表においても、一枚の画像にまとめるのって効果的やなぁと思うビジュアルがありました。ともに多数のメディアでリリース作品が年間ベストに選ばれていた Jeff Rosenstock と Bartees Strange の告知ビジュアルです。
これらに関しては、インパクトが大きいっていう心理効果的なメリットに加えて、情報が1箇所にまとまっている機能的なメリットもある気がしますね。
!!!! JEFF !!!!! pic.twitter.com/l6ab5z3MnO
— Polyvinyl Record Co. (@Polyvinyl) December 16, 2020
I’m so grateful that Live Forever reached so many people. I’m a big planner, but this exceeded every expectation I had for the album – or for myself. When I look at these lists and I read what people have said, I can’t help but remember every person who was a part of this. ✨1/2 pic.twitter.com/FB47C7OLw4
— Strange (@Bartees_Strange) December 22, 2020
誰に向けた記事やねんって感じですが、アーティスト活動している人に届くといいなと思って記事を書きました。
音源のリリースに合わせて、Tシャツやパーカー、その他グッズといったマーチを販売する予定のある人は、ぜひこの記事で紹介した「Appleっぽい見せ方」にチャレンジしてみてください。