いやぁ、なんともBandcampらしい取り組みだなーと思います。
音楽プラットフォームサービスを提供するBandcampは、コロナウイルスの世界的な拡大を受けて、3/20の収益全額をアーティストに還元することを発表しました。詳細はコチラで発表されています。
Bandcampは、アーティストが自由にアカウントを作成して、音源をアップロードできるプラットフォーム。アップされた音源はストリーミング再生可能になるだけでなくデジタル音源として販売もできますし、サイトを通じてmerchを販売することも可能です。
本来は、デジタル音源については15%、merchについては10%の手数料がBandcamp側に入る仕組みですが、今回はその手数料も全てアーティスト側に入るという取り組みです。
レーベル単位でいうと、Run For Cover RecordsはBandcamp上でのデジタル音源を全てname your priceにすることを発表しています。
name your priceってのは、自分で購入金額を決められる仕組みのことで、少額からでもたくさんのサポートを集めたいという狙いがあるように思います。
Starting today our entire catalog on @Bandcamp is Pay What You Want with 100% of proceeds going to the bands. If you’re looking for a way to directly support one of our artists who is financially struggling due to tour cancellations here’s your chance. https://t.co/X8WEssz4IX
— Run For Cover (@rfcrecords) March 16, 2020
どのように行動するべきかは個人の自由という前提で、こうやってアーティストをサポートするための仕組みが用意されるのは、とても良いことだと思います。
もちろん、アーティストや音楽シーンへのサポートは、デジタル音源を購入することだけではないですが、お金や気持ちに余裕のある人は、ぜひ自分の好きなアーティストの音源をBandcampで購入して、サポートにつなげてください。