[Disk Review] The Interrupters “Fight the Good Fight”

ロサンゼルス出身のスカパンクバンド、 The Interruptersの3枚目となるアルバム”Fight the Good Fight”をレビュー。

 

この作品を聴いてみようと思ったきっかけは、アルバムリリースに先駆けて公開された っていう曲のミュージックビデオを見て。このジャンルやからツートーンって呼ぶべきなんかな、白と黒で統一された映像と、マイナー調のこれぞスカって曲が見事にマッチしてて。聴くまではベテランバンドなのか新しいバンドなのかさえも知らんかったけど、これはいっちょ聴いてみるかって。

 
で、アルバムを聴いたら、メジャー調の最高にゴキゲンなスカパンクにノックアウトされた。これこれ、これですよスカパンク。朝イチで聴いたら無条件でテンション上がるスイッチ入るやつ。ヘイ!とかフフフーとか、簡単に口ずさめちゃうパートがあったりするの、良いです。


 
聴いてすぐに思ったのは、絶対にTim(Rancid)のプロデュースやんってこと。Hellcatからのリリースやし、Timがゲスト参加してる曲もあるしで、関わってない方がおかしいんやけど、曲のスタイルがThe Aggrolitesをバックバンドに携えてリリースしたソロアルバム”A Poet’s Life”とめちゃくちゃ似てるのね。

スカパンクとレゲエ、そしてストリートパンクのいいところがバランスよく配合されてるっていうところに、Timの成分をかなり色濃く感じる。サビでシンガロングスタイルのコーラスが入るのもめちゃくちゃ気持ちいいし。あと、女性ボーカルっていうのもあって、No Doubtっぽさもあるんよね。”Gave You Everything”って曲のサビとかモロ中のモロ。

 
聴くだけでテンション上がるって、音楽の素晴らしいところの一つやと思うんよね。それを改めて感じさせてくれるバンドやし作品。この夏、海に向かうときのドライブのBGMにかけてみてはどうですか。

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