世界的な人気を誇る台湾のインディーロックバンド、Elephant Gym。Twitterのアカウント運用が面白いなって思ったので、記事にまとめてみました。
運用のどんなところが面白いかを説明する前に、Elephant GymのTwitterアカウントで一つ紹介することが。台湾のバンドなのに、ツイートは全て日本語なんです。
その理由は定かではありませんが、台湾ではあまりTwitterが一般的じゃないのかなと。日本は世界的にみてもTwitterのアクティブユーザーが多いので、Twitterは日本のファンに向けて発信しようと割り切ってるのではと予想してます。
Link: Elephant Gym(大象體操)| Twitter
で、いよいよ本題。Twitterアカウントの運用で面白いなと感じること。それは、エゴサーチで見つけたファンのツイートを、積極的に引用RTしていることです。
たとえば、こんな感じ。
いやー、ウィットに富んでていいですよね。引用RTといえば、発言の揚げ足をとるような荒んだツイートが多くなっている中で、こういうのはほのぼのします。
メンバーの中に、日本語が堪能な人がいるんでしょうね。日本語の読解力とライティング力は完璧で、なおかつシャイな日本人には考えられないような積極性も加わっていて、Elephant Gymならではの味が出たツイートだなぁって思います。
続いて、こんなのも。
勢いが素晴らしいですね。「だぜ!」って確かに日常会話で使わないし、そこを取り上げるのは面白いし、それでちょうどいい距離感のイジリというか、いやらしさがないのがいいですよね。
あと、こんな高等テクも。
これのどこが高等テクかといえば、「ピンチはチャンス」っていう日本語のイディオムがあるのを知った上で、状況に合わせて「チャンスはピンス」という新しいイディオムを作り出しているところ。日本語センスに惚れ惚れします。
あと、こういうのも。
深いことを言っているようで、実はただ自分たちのライブのチケットが一枚でも売れるように働きかけているだけ、いや、でも、3周ぐらい回って考えるとやっぱり深いな、みたいな、ものすごくクリエイティビティを感じるツイートです。いやぁ、おみごと。
とまぁ、こんな感じで、Elephant Gymの引用RTは、めちゃくちゃ面白いんです。自分はアカウントを直接フォローしてるわけじゃないんですが、フォローしてる人のRTやいいねでよく回ってくるので、知らないうちに結構な数を見てますね。
Twitterが好きな人は、ぜひElephant Gymのアカウントをフォローしてみてください。
ちなみにバンドは、2020年1月にジャパンツアーを行います。このジャパンツアー後は、バンドは半年ほどの充電期間に入るようなので、年間で3桁単位のライブをこなして脂の乗っている状態のパフォーマンスを見られる最後のチャンスです。
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