Twitterで見かけたライブの感想ツイートに感じた違和感

ちょっと前のこと。何気なくTwitterを見ていて、たまたま見つけたライブの感想に違和感を覚える経験をした。

違和感を覚えたのは、観に行ったライブが良かったことを「YouTubeで見たのと同じ光景が広がっていた」という表現で伝えているツイート。

なぜ違和感を感じたか。それは、一期一会で貴重な体験であるはずのライブでの光景を、何度も観ることができるYouTubeの映像と同等に扱っていて、なんなら、「目標とすべきはYouTubeの映像の方で、それに近いものが観れたから良かった」的なニュアンスを感じたから。

 

ある一人のツイートなら、その人にとって、あるYouTube映像が人生を変えるほどのものやった可能性が考えられる。

でも、似たようなニュアンスのツイートが、バンドやライブ主催者のRTで回ってくるツイートの中にいくつも登場して、もしかしたら、ある一定数の人たちの中では共通する意見なのかなと思うようになった。

 

自分にとっては、YouTubeで観るライブ映像より、実際にライブで観る光景の方が、確実に価値の高いもの。

特に、自分が好きなパンクやハードコアのライブは、生で体感することに特別な価値があると思っているし、同じように考えている人が多いと信じている。

でも、オンラインとオフラインとが交差して、一緒に現実を作り出す時代になったことで、そうじゃない考えも増えてきているのかもしれない。

 

ライブ動画について、自分が時代遅れになっているのかもと感じる経験もあった。

それは、上記で書いた違和感を感じたことで実施したTwitter上でのアンケート結果が、自分の予想と大きくかけ離れていたこと。

 

自分の場合、一度もライブを観たことがない好きなバンドは、ライブを生で見るまで映像で観ないようにしてる。

その理由は単純で、初めて観たときの衝撃を楽しみたいから。例えば、大好きなバンドの一つにIron Chicがいるんやけど、そのバンドはライブを観て初めてピンボーカルってことを知って、めちゃくちゃテンション上がったのを今でも覚えている。

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ここまで記事を書き進めて、どんな結論で終わらせようか迷ってしまった。というか、何か結論を発表したくて記事を書いたのではなく、冒頭で書いた違和感を多くの人に共有したかったというだけ。

とりあえず、時代に順応できないカタブツだけにはなりたくないという思いがあるので、新しい時代の価値観を柔軟に受け入れながら、それでも自分がここは譲れないと思うところはしっかり持って、自分の好きな音楽について考えていければなって思う。

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