2017/4/22 (Sat) @初台WALL
翌日が東京で友達の結婚式やったのもあり、前乗りして見に行ったライブ。
地元関西のBrave Outが、音源をリリースして東京でライブをしてるのを見るのは感慨深かったし、他の出演バンドのバランス感も大好きな感じで、リュックにWALLの臭いが染み込んだこと以外は最高のライブでした。
For Life
この日の企画を行った、東京のハードコアバンド。泣きのメロディーに乗せて押しまくって、ここ!っていう場所で気持ちいいシンガロングを入れる、これまでの東京のハードコアの系譜を感じずにはいられないサウンドを、WALLという場所で観られただけでテンションあがったなぁ。
ハードコアのライブって、だいたい服装の感じやったり顔ぶれやったりが似通ってくるんやけど、For Lifeのライブでは、いつ観ても他のライブでは見ないような若いお客さんが何人もいて、ライブを積極的に行うことで人気をしっかり積み上げてきたバンドなんやなぁって思わされます。
Civil Defense
Stand UnitedやDie Birthなどのメンバーで結成された東京のハードコアバンド。
オールドスクールなハードコアパンクを音楽性に取り込んだ土臭いハードコア。やってる音楽性やその立ち姿だけでカッコ良く見せようとするだけじゃなくて、しっかりライブから熱さを感じるのがカッコよかった。まぁ、ボーカルさんの激しい動きから来るところが多かったと思うけど。
やりたい音があったら、さくっとメンバーが集まってバンドが埋まれる環境っていいなぁって、このバンドを観て思いました。
Inside
Tokyo Straight Edgeこと、東京のハードコアバンド。一時期は活動をストップしていて、再び始動したのは去年やったのかな? 個人的には、ものすごく久しぶりに観るライブってことで楽しみにしてました。
イントロが鳴り響くたびに、フロアがざわざわっと動きだすあの感じに、「みんな好きやなぁ」ってニヤニヤしてしまう。Title Fight、Foundation、Country Yardと回った頃の、鬼気迫る感じはメンバーから感じられなくなっていたものの、歳も機も熟して、またメンバーが好きな音楽をやってるんやなぁって想像しながら観てると、感慨深くなった。
東京から離れて住んでると、レジェンド的な立ち位置にあるのかなって勝手に思い込んでしまってたけど、フロアの雰囲気はいたってナチュラルやって、フロアもステージもみんなが音楽を楽しんでる感じが素敵なライブやった。
Soul Discharge
東京のハードコアバンド。今までは、ハードコアにレゲエやダブの音楽性をプラスしたHypeなサウンドが特徴のバンドやったけど、メンバーの変化とともに音楽性も変化させたみたいで、新曲は重めでストレートなハードコアサウンドになってました。
近々、新しい音源をリリースするみたいです。
Before Me
去年結成された東京のメロディックパンクバンド。大好きなバンド、Easelのボーカルやったノブさんが歌うバンドってことで、観るのを楽しみにしてた。イントロが鳴り響いた瞬間、ワクワクが止まらないあの感じ。やっぱりメロディックパンクって最高ってなったね。
日本語詞ながら、サウンドはKid Dynamite × No Use For A Nameといった感じで、海外の音楽からの影響ビンビン。メロディックパンクの持つエモーショナルなメロディーが、メロディックハードコアの持つ躍動感に乗っかって、めちゃくちゃ気持ちよかったです。
次は、歌詞を完璧に覚えて、ずーっと拳を掲げながらライブを観たいなぁ。
Dead Ex
東京のパンクロックバンド。正式な音源はリリースされてないし、ライブも一度も観たことなかったけど、観る前から絶対好きって確信を持っていたバンドやから、この日ようやく観られるのが本当に嬉しくて。
思ってた通り、いや、予想以上にライブは最の高。最も高いとはこのことです。何を持ってパンクと呼ぶかは難しいし、人ぞれぞれやけど、自分の好きなパンクロックの要素がぜんぶ凝縮して詰まってた。
フォーキーなサウンドは演奏を聴いているだけでもテンションあがるのに、そこに無理にしゃがれさせたボーカルが乗っかって、しかもコーラスのシンガロング感もカッコよくて。
気づいたら、歌詞一つすらもわからないのに、ずーっと拳を前に突き出してライブを観てたなぁ。本当にめちゃくちゃカッコよかった。あまりライブの頻度は多くないみたいやけど、もうすぐ音源がリリースされるみたいやし、またライブを観たいです。
Brave Out
大阪のハードコアバンド。今年の3月に”Growing Distance”というEPを7インチレコードでリリースして、この日はそのレコ発の東京編で、個人的には東京で観るライブは初めてやった。
これまで何度もライブを観ている中で、時には、1曲1曲に力が入りすぎて、ライブがプツプツ切れてしまっているように感じることもあったけど、この日は、レコ発でトリだからといって気負うことなく自然体で、なおかつBrave Outの魅力である凝縮された熱量をドカンと感じるライブやった。
途中には、バンドとゆかりの深いメンバーのゲストボーカルやったり、カバーソングなんかもあって、バラエティーに富んだ内容やったけど、やっぱり感じたのはオリジナル曲のクオリティーの高さ。
エネルギッシュでいて安定感すら感じるステージングも相まって、ガツンと心に響きました。盛り上がりはカバーソングの方が凄まじくて、そのピュアなフロアの雰囲気も素敵やったかな笑
ラストは、フロアのあちこちから、いろんなバンド名が飛び交う(そのバンドのカバーをやれってこと)アットホームな雰囲気の中、カバーを含む2回のアンコールで終了。
自分がどこに住んでいるか、バンドがどこを拠点に活動しているかで、ライブを観られるチャンスの多い少ないはあるけれど、同じ音楽が好きなバンドやお客さんは全国にいて、そういった人たちがしっかり繋がりを持っているのは素敵やなって思いました。