[Live Review] eleventwelfth Japan tour 2018 大阪

2018/10/25 (木) eleventwelfth Japan tour 2018 @心斎橋新神楽

eleventwelfth / Fireplay / SHIZUKU / nim / WHITE SURF!

 

インドネシア、ジャカルタのインディーロック/ポストロックバンド、eleventwelfthのジャパンツアーに遊びに行ってきた。平日の仕事終わりにふらっと立ち寄るライブは自分にとっては新鮮で、そのまま過ごせば何気ない1日やけど、ちょっと時間の使い方を工夫するだけでこんな楽しい1日に変化するんやなっていう新しい気づきを得られた日やった。

 
自分が観たのは寝屋川のエモ/ロックバンドSHIZUKUから。メロコアやJ-Popからの影響も強く感じるジャニーズエモサウンドで、力強く日本語詞を歌い上げるボーカルと緩急をつけた壮大な曲構成が特徴のバンド。シンガロングパートではフロアをしっかり巻き込んでいて、その光景にグッと心を捕まれた。

続くは大阪の至宝ことFireplay。この日Fireplayが出ていなかったらライブを観にこなかったかも。それぐらい、今ライブを見るのを楽しみにしてる。一癖も二癖もある独特の楽曲とダイナミックなライブパフォーマンスが本当にカッコいい。思わず「貴重」っていう言葉を使いたくなる、そんなオルタナティブロックバンドなんです。

かなりの頻度でライブを観てるけど毎回カッコいいと感じるのは、メンバーそれぞれが奏でる音が波になって波状攻撃よろしく襲ってくるからなんよな。新曲もかなりのスピードで作っていて、この日も初めて聞く新曲を披露。今までのFireplayにはなかったビートの曲で、まろやかなメロディーながらフックが効いた尖った構成。次にリリースされる音源がすでに楽しみです。

 
最後はeleventwelfth。音源から受けた印象は繊細なポストロックよりのエモって感じやったけど、ライブはかなりアグレッシブ。メロディックパンクを感じるような曲すらあった。もちろん、音源と同じく繊細な一面を感じさせる局面も多くて、曲の入りやつなぎに異常なまでのこだわりを見せる感じは、確実に日本のtoeに影響されてるんやろなぁって思う芸の細かさ。音源は統一感のある楽曲が並んでる印象やったけど、ライブでは演奏スタイルによって曲に幅が出ていて、めちゃくちゃカラフルなライブやった。

英語に日本語を交えたMCに対してそこまで反応のよくないフロアに、なんだか煮え切らない感じで次の曲へと進んでいくメンバー。この日のライブのあとで地元インドネシアでのライブ映像を見てみたけど、向こうではあんなに盛り上がるライブを経験してるんやからギャップに戸惑って当然よなぁって思った。うん、ごめん、日本人ってシャイなんだよ。でも、日本人にも似たようなシャイさを感じるメンバーもいて、その辺りが楽曲の緻密さに現れてるんやろうなぁ。

かなりの曲数をこなしてライブは終了。最後の曲は、メンバー全員の心の中で何かが弾けたかのようなフルテンでのパフォーマンス。マイクを通さずコーラスをするシンガロングパートでは、会場に来ていた地元インドネシアの人と思われる人たちの大合唱が起こり、思わず鳥肌が立った。あの瞬間を味わえただけでも最高。自分がライブで一番好きな瞬間なんです。ライブ後は会場にいた人全員で写真を撮るっていうピースフルな時間が流れました。

 
海外からくるバンドには珍しく、自分たちでブッキングを行って、移動も新幹線に乗って行う完全DIYなスタイルやった今回のツアー。自分たちでやるんだと決意して、確実に目の前にいる人を楽しませていた実行力はすごい。あと、この日の新神楽でのライブは、waterweedがインドネシアツアーに行った時に共演したバンドのメンバーが、今elventwelfthでベースを弾いている関係で実現したもの。そうやって日本各地でツアーを陰ながらサポートしている人たちがいるってことを知れて、なんかいいよなぁって気分になった。


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