フィジカル音源の大切さを考えさせられる2つの出来事

今や音楽はストリーミングサービスなどデジタルで聴くのが主流。

それでもいざという時にはフィジカル音源が大切だよなって思う出来事が2つ重なったので記事にしてみました。

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フィジカル音源とは

フィジカルとは、英語で「肉体的、身体的」という意味を表す言葉。つまりフィジカル音源とは、形として存在するCDやレコード、カセットテープのような音源のことを意味します。

いつ頃から「フィジカル音源」という言葉が登場したのかは定かではありません。音源 = レコードやCD だった時代には必要のなかっただろう言葉ですが、デジタル音源が一般的になった昨今は、わざわざ区別するために「フィジカル音源」という言葉を使うケースがあります。

(使用例)
A: 「今度の音源、フィジカルは何でリリースする予定なん?」
B: 「200枚限定の7インチにして、ダウンロードコードを付けようと思ってる。」
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電気グルーヴのサブスク配信停止

まず一つ目は電気グルーヴのサブスク配信停止という出来事。

グループメンバーのピエール瀧さんがコカインを使っていて逮捕されたことを受けて、国内のストリーミングサービスでは一斉に電気グルーヴの楽曲は聞けなくなりました。

この件を受けてはSNSを中心にいろんな論争が巻き起こっていますが、論争とは少し離れたところでよく上がっている声が、「CDはまだ必要だなと再認識した」ってやつです。

別に自分は電気グルーヴが好きじゃないし、今回のサブスク配信停止は痛くも痒くもないけど、もし自分の好きなアーティストやったらと思うと、確かにフィジカルで音源を持っておいた方が安心だよなって思いました。

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人為ミスでMySpaceから音源データが消失

そして2つ目は、MySpaceからごっそりと音源が消えてしまったという出来事。

今の10代や20代前半の人たちからしたらMySpaceってなんですか状態だと思いますが、音楽系SNSとして一斉を風靡して、海外のアーティストをディグるのが好きな人はほぼ全員がお世話になっていたサイトでした。

正直MySpaceに上がってる音楽をここ5年ぐらいはまったく聴いていなかったし、消えてこまる具体的な音源もまったく思い浮かばないけど、デジタルデータとしてネット上にアップしている音源はいつ消えてしまうかわからないってことを再認識した出来事でした。

今回のデータ消去は人為的なミスってことなので、もしかしたらYouTubeやbandcampでも同じことが起こってしまうかもしれない。そう考えるとフィジカル音源って絶対的な存在で揺るがないなぁと思いました。

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最近はめちゃくちゃ好きな音源だけフィジカルで買って、基本はSpotifyで聞くってのが当たり前になってしまってるからこそ、今回の2つの出来事には思うところがありました。

音楽って生きていくのに不可欠ってわけではないけど、無いと楽しく生きれないっていう意味でとても大切なもの。もうちょっとその存在に感謝しないとなぁ。

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