2021年10月にリリースされた曲の中で、特におすすめしたい5曲を紹介する記事です。
The Chisel “Retaliation”
イギリスの Hardcore Punk バンド、The Chisel の新曲。クラシックなUKパンクの要素と、Fucked Up に代表されるスタイリッシュかつエネルギッシュな現代のハードコアパンクの要素が見事に融合された曲で、ガツンとやられました。
自分はこの曲で初めてバンドの存在を知ったんですが、Arms Race の メンバー2人が在籍しているなど、UKハードコア/パンクのオールスターバンド的な存在らしく、今年に入ってすでに2枚のEPをリリースしている超アクティブなバンドでもあります。過去の音源もカッコいいので、ぜひチェックしてみてください。
Signals Midwest “Tommy Took A Picture”
クリーブランドの Indie Rock / Punk Rock バンド、Signals Midwest の新曲。音源のリリースこそ発表されていませんが、バンドを率いる Maxwell Stern (ソロでのリリースや Timeshares、Meiridian、Orbits などのバンドでも活動) のアクティブさには感服します。
2016年リリースの最新アルバム “At This Age” や 2019年リリースのシングル “Your New Old Apartment” は、きれいにまとまってるなという印象でしたが、自分には少し物足りなくて。それがこの新曲でしっかりパンクロックかましていて、やったー!となりました。
Webbed Wing “Dream Come True”
みんな大好き Superheaven の元メンバー、Taylor Madison によるプロジェクト Webbed Wing の新曲。11/5には、実力ある音楽プロデューサーとして知られる Will Yip のレーベル、Memory Music から新しいアルバム “What’s So Fucking Funny?” をリリース予定です。
Taylor 本人も言及していますが、90’s のインディーロック/ パワーポップからの影響が色濃く出ていて、とにかく聞いていて気持ちいいんですよね。秋にもぴったりで、これからの季節、鬼リピートしちゃいそうです。
Anxious “In April”
いやー、今年1番かもしれません。好き度が。コネチカット出身の Emo / Punk バンド Anxious による新曲は、名門 Run For Cover Records から来年1月にリリースされる予定のアルバム “Little Green House” に収録される予定です。
疾走感、キャッチーさ、滲み出る物悲しさ、パンクロックが持つ力強さ、その全てがバシバシっとベストなバランスではまって構成された大名曲。貪欲に音楽をディグっていた大学生の頃にこの曲に出逢ってたら、多分 Anxious を観るためだけに渡米してたと思います。それぐらい好きです。
Camp Trash “Weird Florida”
今年1月に4曲入りEP “Downtiming” で華々しいデビューを飾ったフロリダの Emo / Power Pop バンド、Camp Trash が早くも新曲をリリース。このスピードでまたもやとんでもないキラーチューンを生み出してくれました。
Emoというジャンルに括られる音楽が、SNSや掲示板サイトの影響であまりにも広くなってしまった現代ですが、2021年の現在進行形の Emo のトレンドが、まさにこれだっていう音楽。サウンドに陰鬱さもなければ孤独さも感じないのに、です。何度聞いてもイントロでワクワクさせられるのがいいですねー。
その月にリリースされた楽曲の中で「いいな」と思った曲を毎月 Spotify のプレイリストにまとめてます。良かったらそちらもチェックしてみてください。(Spotify を使っている人は “3104punx” をぜひフォローしてください!)