2001年から2007年にかけて活動していたイギリスのEmo / Post Hardcore バンド The Little Explorer が、新しい音源をリリースしました。
新しい音源について
リリースされた音源のタイトルは “S/T & Siderali”。#1〜#8が2002年リリースのセルフタイトル、#9〜#17が2006年リリースの”Siderali”というアルバムっていう感じのコンピレーションアルバムとなっています。
セルフタイトルも “Siderali” も、もともとbandcampにアップされていましたが、今回、2枚を合わせたレコードをリリースすることになったみたい。250枚限定のプレスで、すでにbandcampからプレオーダーが始まっています。
ジャンルでいうと Screamo になるんですかね。線が細くて美しいギターのサウンドに、絶叫するボーカルが乗っかる、ありそうでなかった組み合わせ。いや、自分がこっち方面疎いだけで、きっと似たようなスタイルのバンドは他にもいるんだと思います。
温かみを感じさせる Oso Oso や Macseal のような Emo とは対極にある Emo。好きな人はめちゃくちゃ好きなサウンドやと思うんで、ぜひ聴いてみてください。
Crash of Rhinosってどんなバンド?
タイトルでも紹介したように、The Little Explorer は Crash of Rhinos の前身バンド。3人のメンバーが共通しています。
Crash of Rhinos は 2009年から2014年まで活動した Emo バンドで 現在は解散済み。2枚のスタジオアルバムをリリースしています。
自分がバンドのことを知ったのは、2013年にリリースされた2ndアルバム “Knots” がきっかけ。You Blew It! や Marietta の登場で盛り上がった Emo Revival に、自分もご多分に漏れずハマって、Topshelf Records のリリース作品をくまなくチェックする中で出会いました。
Grown Ups や Midwest Pen Pals、Oliver Houston なんかが好きな人は、ぜひ聴いてみてください!
現在の活動は?
The Little Explorer、Crash of Rhinos と続いてきたバンドは、現在でも Holding Patterns に形を変えて活動中です。とはいっても、The Little Explorer からずっとやっているのはギター/ボーカルの Jim だけみたいですけどね。
ジャンルとしては、かなり硬派な Emo といった感じで、The Casket Lottery や Small Brown Bike、The Jazz June あたりのロックサウンドが好きな人におすすめのバンド。自分みたいに30代にさしかかった人にとっては、The Little Explorer や Crash of Rhinos よりもカッコいいと感じると思います。
ちなみに、今回紹介した The Little Explorer と Crash of Rhinos の間に、もう1バンド、The Jesus Years というバンドを挟んでいます。
ポストロックよりの Emo ですが、他のバンドでは言い表せない、このメンバーならではのサウンドを鳴らしていますね。ぜひ、こちらも合わせて聴いてみてください。