YouTube配信についてフジロック運営側の気持ちを考える

Image from Rolling Stone Japan

自分はこの先、フジロックの会場に足を運ぶことはないだろうなと思っている側の人間。

苗場までは遠いし、過酷な環境のなかを歩き回らないといけないし、チケット代もかなり高額やし。

で、そこで得られる体験は、多感な10代後半〜20代前半の頃に見まくったライブから得られるものに到底及ばない、と決めつけちゃってるし。

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それでも、YouTubeで無料でライブ配信が見れるとわかると、やっぱりタイムテーブルはチェックする。

今年やったら、No Buses、Snail Mail、Glim Spanky、Dinosaur Jr.、Japanese Breakfast、Elephant Gym あたりは見たいなってところまでチェックする。

フジロックの会場で行われるライブを見に行くことに、別に興味がないのにも関わらず。

 

それでふと思ったのは、フジロックの運営サイドから見た時に、自分のような人は、YouTubeの配信を届けたいと思うターゲットに含まれているのだろうか、ということ。

なので、もう一歩踏み込んで、フジロックの運営に関わっている人たちが、YouTubeの配信についてどう考えているのかを想像してみた。

 


 

真っ先に思い浮かんだのは、「コロナやし、しゃーなしでYouTube配信するか」っていう考え。

でも調べてみると、フジロックがYouTubeでライブ配信を始めたのは2018年から。つまり、コロナが流行る前からやってるから、そういう気持ちじゃなさそう。

 

それじゃあ、一番シンプルに、「YouTubeでフジロックを知ってもらって、来年は会場に足を運びたいと思ってもらえるように」っていう想いで配信してるんやろか。

もっといえば、YouTube配信をきっかけにフジロックのファンになってもらって、いつか何かの形で参加して欲しい、みたいな。

となると、自分みたいに「もう一生いかねぇ」とか言ってる人は明らかにターゲットじゃないんだなと、ちょっと申し訳ない気持ちになる。

 

ビジネス観点はどうか。YouTubeで配信すればスパチャで収益を稼げるし、アーカイブも残せば収益も定期的に得られる。

そうすれば、フジロックの会場に足を運ばない人からも収益が得られるから、フェス側としても嬉しい。

もし、そういう目的があるなら、自分のような「ネットでタダで見れるの、やったー」という人も、フジロックに貢献できてることになるから、これは嬉しい。

 

じゃあ、もし自分がフジロックの運営側やったとして、YouTubeの配信に関わっている立場だったら、どんな想いやろ。

きっと一番大きいのは、「自分が関わってドえらい規模のイベントを作ってんねんから、できるだけたくさんの人に見て欲しいぞ」っていう気持ちやと思う。

で、その次に、「出演してくれるアーティストが、YouTubeの動画配信きっかけで新たなファンを獲得することになったら嬉しいしな」が来る。

 

何が正しいか分からへんし、人によっても違うやろうし、一つの明確な想いだけで「YouTube配信しよ!」となったわけじゃないやろうし。

でも、いろいろ考えた結果、「どうせ会場には行かへんけどな」と斜に構えて見るのはクソ人間の所業で、ワクワクした気持ちと感謝の想いを持って動画を楽しまないとなっていう最終結論に至った。


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何か物事を考える時、こんな感じで「視点を変える」のを意識的にやるようにしてる。

で、視点をいろいろ変えながら、最終的にはある一人になりきって、その人の気持ちを考えてみる。

そうすると、新しい考えに気付けることがある。もちろん想像でしかないけど、そうやって考えることは楽しいし、大事なことでもあると思ってる。

とりとめもない日記やけど、どこかで誰かの気持ちを動かすことを願って。

 

今日の1曲:  Beach Bunny “Oxygen”

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