派手さはないものの細々と活動を続けているUSレーベルまとめ

昨日は「再びアクティブになってきているレーベル」を取り上げましたが、今日は「細々と活動を続けているレーベル」をまとめてみました。

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Jump Start Records

1996年に設立されたフィラデルフィアのレーベル。Astpai、Crucial Dudes、One Win Choice、All Eyes West などFESTに出演するようなメロディックパンクの若手を次々と手がけていた2010年頃がピークのレーベルでした。有名なバンドやと A Wilhelm Scream や Belvedere のリリースも手がけてます。

で、ここ最近はパタっと活動が止まっていた印象やったんですが、今年の9/25に Attic Salt というメロディックパンクバンドのフルアルバムをリリースします。今風のインディー〜エモ〜ポップパンクって感じの音楽性で、どんな感じでメディアやリスナーに受け入れられるか楽しみです。

I Surrender Records

Image from bandcamp

Four Year Strong の爆発的なヒットで知られるレーベル。オーナーは Midtown のドラマー、Rob Hittです。 他にも I Am The Avalanche や Valencia のリリースを手がけていますが、それ以降はあまり目立った活動はない印象です。

え、まだやってんの?って驚いたのは、つい最近、steve. っていうかっこいいバンドに出会って、そのリリース元が I Surrender やったから。キラキラしたバンドをリリースしてたレーベルって印象からはかけ離れた、土臭さ満点のインディーパンクバンドです。

Bridge Nine Records

Photo from bandcamp

広く受け入れらるハードコアバンドを手掛けるレーベルとして2000年代に一世を風靡したボストンのレーベル。今は EmoやPost Rock のレーベルとして人気のTopshelf Records は、もともと Bridge Nine Records の倉庫を借りて始めたことで有名です。

Polar Bear Club に Crime In Stereo、Ruiner に Have Heart、Cruel Hand、Expire、Verse と自分の青春を色取った数々の音源をリリースしてくれた思い入れの深いレーベル。Iron Chic や After The Wall と契約したときは、これからさらにメロディックにも手を出すのかとワクワクしたんですが、それからすぐにリリースの頻度が減ってしまって。よりハードコアシーンがDIYになったことが原因ですかね。

正直活動をストップしたのかなぁとさえ思ってたんですが、今年の始めに Beach Slang の新作をリリース。また、もうすぐWar On Woman の新作リリースも控えています。War On Woman を世の中にプッシュすることがレーベルの使命となっているような印象さえ受ける最近の動きですね。

Sinking Ship Records

Photo from Soundcloud

最後は上記3レーベルと比べて知名度で圧倒的に劣るレーベル。そもそもが細々と運営されていたレーベルなんですが、自分が過去に音源を Distro していたこともあって思い入れがあるんです。

温かみと寂しさが同居する Emo/ Pop バンド Pinksy、痛快なメロディックパンクバンド Boardrmom Heroes、Emo Revival シーンを語る上で外せない名バンド a great big pile of leaves など、数は少ないながらも良質なリリースを手がけていました。

正直、完全にストップしたと思い込んでいましたが、ふとメールボックスに届いたメールで名前を見つけて「え?」となりました。今年フルアルバムをリリースしたニューヨークのパンクバンド(ソロプロジェクト) Tired Radio のスプリットを何レーベルかと共同でリリースするみたいです。湿っぽくて暑苦しいパンクロックが好きな人は要チェックですね。

 


長い期間、同じような音楽を好んで聴いている中で、時代の移り変わりとともにアクティブなレーベルも変わっていってますが、昔から知ってるレーベルがささやかながらでも活動を続けているのを知るのは、やっぱり嬉しいもんです。

自分のブログに関してもそう思ってくれる人が少しでもいるんじゃないかと思うと、細々とでもいいから続けていきたいなって気持ちになりますね。

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