久しぶりにレコードを聴いてみて感じたレコードの良さ

引っ越しして1ヶ月がたったタイミングで、ようやくレコードに針が落とせる環境になりました。それで久しぶりにレコードを聴いて感じた、レコードの良さを共有したいと思います。

 

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わざわざ感が心地よさを増大させる

結論からいえば、レコードの良さってその体験自体の良さだと思うんですよね。少なくとも自分の場合はそう。

 

有限のコレクションから何を聴こうか決めて、ジャケットからレコードを取り出してターンテーブルにのせて針を落とす。そうすると音が聞こえてくる。

たとえば、Bluetoothスピーカーに繋がっているスマホにSpotifyがインストールされていれば、聴きたい音楽を選らんでから音楽が再生されるまで一瞬なんやけど、レコードの場合はその不自由さというかわざわさ感が良い体験になるんよなー。

 

モノ消費より体験消費なんて言われる近頃やけど、自分の場合レコードを買うということは、それを探す時間、手に入れたときの気持ち、そして音楽を聴くのにかける作業、その全ての体験を消費してるってことなんやと思ってる。

 

A面とB面で2回作品を楽しめる

これはレコードだから楽しめること。レコードはたいていの場合、A面とB面に分かれて作品が収録されてるから、全部通して聴く間に一度裏返す時間があるんやけど、その時間で区切られた2つの作品を楽しめるんよね。

レコードでリリースされてる作品って、当たり前のことながらA面とB面の存在を考慮して曲順が組まれてて、その妙にいつも「うんうん」と頷きながら聴いてしまう。最近やとA面とB面で少し雰囲気を変えている作品も多い印象。だからこその「2度美味しい」みたいなところに贅沢さを感じます。

 

あと、ずっとCDで聴き慣れていた作品をレコードで聴いたとき、「うお、ここまでがA面なんや!」っていう感動に出会えるのも楽しい。自分が思っていたところと違ったときに「くっそー、やるやんけ」みたいな変なこと思ったり。

んで、逆もまたしかりで最初からレコードで聴いていた作品をSpotifyなんかで通して聴いた時に、また違う作品が見えてきたりもする。そういう意味では、A面、B面、そして全体で3度美味しいって言えるのかも。

 

素敵な音楽がより生活に馴染むように感じる

これは理由がわからへんし、なんなら思い込みによるところが大きい気もするけど、レコードで作品を聞く方が、その音楽が暮らしに馴染んでいるような気持ちになるんよね。

上にも書いたように、作品を選んで、それをレコードプレイヤーに置いて、って再生までにいろんな所作をする必要があって、それがそのまま暮らしに直結するというか。

 

結局、最初に紹介した「わざわざ感が心地よさを増大させる」と似たようなことなんやろうけど、音楽は自分の生活とは絶対に切り離せないものなんやなっていう思いが、レコードを聴いてると改めて染み出してくるんよね。

だからこそ、自分はレコードを生活の側に置いておきたいなぁって思います。


 

もともとは、久しぶりにレコードを聴いてやっぱいいなって思ったから、レコードを持っていない人にもその魅力が伝わるような記事が書きたいと思って書き始めたんやけど、自己満というかレコードを持っている人にしか伝わらないような内容になってしまいました。

もし興味のある人は、レコードで音楽を聞くという体験を楽しんでみてください。あと、きっと同じような魅力ってCDやったりテープやったり、他のフィジカルメディアにもあるはずやから、自分にあった音楽の楽しみ方でエンジョイしてみてください。

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