UKのインディーレーベルBig Scary Montersが、bandcampにて全音源を来年の1/2までPWYWで公開しています。
PWYWとは、Pay What You Wantの略。好きなだけ支払ってねっていう意味で、NYP = Name Your Priceと同じ意味ですね。
もちろん好きなだけなので、0円を支払ってデジタル音源を購入することも可能。無料でダウンロードしてくれてもいいけど、よかったらお気持ちをくださいねっていう、チップ文化のある国らしい発想の仕組みです。
Big Scary Monstersは、地元UKのアーティストを自主リリースするのに加えて、USのバンドを様々なレーベルと一緒に共同リリースすることが多いレーベルとして知られています。
そのため、bandcampに並ぶ音源の組み合わせが新鮮!東京のLike A Fool Recordsなんかは、アメリカのいろんなレーベルの音源を一度に入荷するために、Big Scary Monstersを利用してますよね(確か)。
2019年の良いリリースがたくさんbandcampに並んでいるので、いくつかオススメの音源を紹介します。
Martha “Love Keeps Kicking”
イギリスを代表するIndie Punkバンドの3rdアルバム。メロディーが良くて土臭さもあって、ふとした時に聞きたくなる音楽って、今の自分にとってはこういうバンドなんですよね。
Prince Daddy & the Hyena “Cosmic Thrill Seekers”
2ndアルバムにしてGreen DayやMy Chemical RomanceもびっくりのコンセプトアルバムをリリースしちゃったNYのインディーパンクバンド。ポップパンクやエモ、インディーロックなどを丸ごと飲み込んで凄まじいムーブメントを作り出した2019年最重要アルバムです。
Great Grandpa “Four of Arrows”
ここ数年、考え方としてのパンクバンドたちの音楽性が「インディーロック」と形容されるものに寄っていってる感がありますが、個人的にそういうバンドの音楽性ってちょっと苦手やったりするんですよね。でも、このGreat Grandpaは別次元というか、とにかくカッコいいです。
ほかにもAmerican FootballやThe Get Up Kids、Pedro The Lionなどの音源がPWYWで購入できるようになっています。
今の時代、SpotifyやApple Musicで聞き放題やんって思っちゃうかもですが、レーベルを軸にして新しい音源に出会う体験って素敵なので、ぜひ年末年始だからこその自由時間を使って、いろいろチェックしてみてください。
手早くチェックしたい人は、最初に2019年リリースの音源を集めたサンプラーを聴いてみてください。