[Disk Review] PUP “Morbid Stuff”

Image from bandcamp

勢いが止まらないカナダのパンクロックバンドPUPの3rdアルバム”Morbid Stuff”をレビュー!

 

若手インディーパンクシーンで一番勢いのあるバンドと言える最高の状態でリリースされたアルバム。みんなの期待のハードルが上がってしまうのは仕方がないけど、その期待を見事なまでに軽やかに飛び越えた作品だと思います。

とにかくキャッチーが止まりません。前作”The Dream Is Over”では1曲目と2曲目のつながりが素晴らしかったものの、そこで一度落ち着くようなイメージがありました。ただ今作では#1〜#4まで、どんどん気持ちのいいメロディーが繰り出されます。

先行公開された#2″Kids”の良さもさることながら、個人的には#3″Free At Last”を特におすすめしたいですね。面白い試みを行った話題先行型の曲っていうイメージがリリース前に出来上がってしまってたので、アルバムを繰り返し聞く中で、こんなにキャッチーで素晴らしい曲だったのかと驚きました。

 

あとアルバムの後半で言うと、#9″Sibling Rivalry”もすごくいい曲。初めて聞いたときに、思わず「21世紀のSemi-charmed Life*だ!」とツイートしてしまいました。

自然と口ずさみたくなるメロディーですし、リズムやテンポがちょうどよくて思わず体を揺らして踊りたくなるんですよね。これからのライブで確実にアンセムになる楽曲だと思います。

(* “Semi-charmed Life”はThird Eye Blindの曲名)

 

正直に言えば、日々の暮らしの中に自然に溶け込む作品ではないと思います。どの曲もビートが効いていてパンチ力があるので、作業中のBGMや家でのんびりしながら聴くのには向いてないんです。

でも、今からやってやるぞと気合いを入れたいときやポジティブな気持ちに切り替えたいときに、確実にエネルギーをくれます。自分が好きなパンクロック特有の力強さやポジティブさが、しっかり詰まっています。

そして、気付けばメロディーが自分の頭の中に流れ始めます。そうなれば、もう勝ちですね。ふんふんとメロディーを口ずさみながら街を散歩すれば、最高の1日になること間違いなしなので。

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