2020年上半期のおすすめアルバム10選

 

遅ればせながら。2020年の上半期にリリースされた音源の中からおすすめの作品を紹介する記事を書きました。順番に意味はありません。

Ratboys “Printer’s Devil”

シカゴのインディーロックバンド Ratboys。これまでの作品で間違いなく一番好きですね。これまでは、ほんわかした雰囲気の、いかにもベッドルームプロジェクトって感じの音作りでしたが、この作品でロック感が増したというかエッジが効いてるというか、ザラついた自分好みの音になりました。サポートメンバーも固定でバンドとして過ごす時間が増えたのが原因かなぁって思います。

Waxahatchee “Saint Cloud”

元 P.S. Eliot のメンバーとして知られる Katie Crutchfield によるソロプロジェクト。正直前作はあんまり好きじゃなかったんが、この作品を聞いたときに1st、2ndの雰囲気が戻ってきたー!とガッツポーズしました。生活には刺激が必要と常日頃から感じている自分ですが、刺激が心地よく感じるのは「安心」を感じられてこそなんですよね。そんな「安心」が詰まった作品です。

Charmer “Ivy”

ミシガン州のモダンエモヒーローがどエラい進化を見せた2ndアルバム。音の密度が濃くてここまで気持ち良さを感じる音楽ってなかなかないなぁって思います。自分にとってのエモは、こういうメロディックパンクを包含した音楽。テンションも上がるし、癒し効果も高い、とにかく気持ちいい!って感じる作品です。

Katie Malco “Failures”

これまで存在を知らなかったUK出身のSSW。オリジナルアルバムとしては、今回が初めての作品になるみたいですね。ここ最近、安心感や爽快感を感じられる音楽を好んできく傾向が強かったんですが、一歩間違えれば悲しみの底に突き落とされそうな線の細さを感じる系の音楽に久しぶりにやられちゃいました。#1〜#3のインパクトがヤバすぎますね。聞くときはメンタル状態に気をつけてくださいね!

Gleemer “Down Through”

いわゆる、シューゲ・オルタナ・ポストハードコアとか呼ばれる系の音を鳴らすバンド。正直、この辺りの音を鳴らすバンドってそんなに聴き込めないことが多いんですが、Gleemerのこの作品は例外でした。サラッと上部だけを撫でて通り過ぎることもできるし、どこまでも奥に進んでいくこともできる不思議な作品。レコードで欲しいなと思いましたが、1st press、2nd pressともにレーベルで即完してましたね。

2nd Grade “Hit to Hit”

軽快、楽しい、気持ちいい!ショートチューンばかりこれでもかと24曲収録されていて、まるでコンピレーションアルバムのように気軽に聞けちゃう音源です。Teenage FanclubやPavementなんかが好きな人にもおすすめらしいです!(自分がこの辺のバンドに詳しくなくて、Like A Fool Recordsの受け売りです)

I’m Glad It’s You “Every Sun, Every Moon”

今のところ、今年リリースされた作品の中でベストかなと思っているのがこの作品。前作から4年のときを経てリリースされた2ndアルバムですが、全体に横たわるテーマとして友人の死があるコンセプチュアルの作品です。シングルとして先行公開されていた #2 “Big Sound”の歌詞やサウンドについて語るだけで15分はいけますね。またどこかで自分語りさせてください。

Jeff Rosenstock “NO DREAM”

サプライズ的に突如リリースされた作品。とにかくいろんな意味で痛快ですね。痛快。音源レビューで痛快ってどういうことやねんって思われると思いますが、今の世の中、今の音楽シーン、Jeff Rosenstockというアーティストがこれまでやってきたこと、それら全てに対してのこの音源のスタンスが痛快なんです。We Cool? も WORRY. も好きやけど、間違いなくこの作品が一番好きですね。

Retirement Party “Runaway Dog”

シカゴのインディーパンクバンドの2ndアルバム。正直、最初聞いたときは残念な気持ちになりました。ヤンチャな感じが魅力やった前作と比べて、ずいぶんと落ち着いちゃったなーって。ただ、聞けば聞くほど、最初の自分は浅かったなーって思うように。中毒性がばいやーです。気怠さとも感じ取れる絶妙な音の「重さ」が、不思議と気持ち良さを感じさせるんですよねー。ライブでグルーブを感じれたら飛んじゃいそう。

LOSTAGE “HARVEST”

日本のバンドじゃないと作り出せないとんでもないモンスター級名盤やと思います。轟音をかき鳴らすLOSTAGEもカッコいいと思いますが、音源として聞くならこの柔らかさがたまりません。芸術作品として選ばれ紡がれていく言葉が、ちゃんと生活に寄り添ってくれる、そんなところも大好きです。

 

まとめてみて思ったのが、パジャミンでDistroしている作品が多いなってこと。フィジカル音源を手にして聞いているので、まぁ当然の結果かなと思いますが、いいなと思う作品をDistroできているのはいいことだよなって思います。

紹介した中にフィジカル音源として購入したいなと思う音源があれば、ぜひ Pajammin Distro をチェックしてみてください。

Link: Pajammin Distro | BASE