もう1ヶ月ほど前のことですが、めっちゃくちゃマイナーなJoyce Manorのカバーコンピが公開されました。
コンピレーションのタイトルは”Million Dollars to Cover Me”。今年の9月にEpitaph Recordsからリリースされた最新作”Million Dollars to Kill Me”のタイトルをモジった感じですね。
収録されているアーティストは、本当に1ミリも知らない人たちばかりでした。音楽性も様々で、アコースティック1本でやっている人からエレクトロポップっぽく仕上げてる人まで様々。
MELTT MagazineとThe Platypusという、共に個人的なウェブジンが共同で企画したコンピレーションってことなんですが、登場人物もさることながら全てにおいてドが付くマイナー具合で、3周ぐらい周って最高です。音楽ってこういうことでいいんだよなって思わされるっていうか、暮らしの一部にすっと染み込んできます。
日々の暮らしに一風変わった刺激が欲しい人だけ聴いてみてください。
あ、あと、本家Joyce Manorの新作”Million Dollars to Kill Me”はみなさんもう聞きましたでしょうか。
Joyce Manorらしいクセというクセが全て削ぎ落とされてしまっていて、ちょっとまだ自分の中では受け入れ体勢が整っていないんですが、このコンピを一通り聴いた後でもう一度聴けば、Joyce Manorの素晴らしさをスッと理解できるんじゃないかなと思っています。
「Joyce Manor、なにそれ美味しいの?」状態な人には、前作のCodyを入門編として聞くことをおすすめします。めちゃくちゃキャッチーで、かつフックも聴いていてかっこいい曲が並んでいる作品です。
Joyce Manorはカリフォルニアの若手/中堅インディーパンクシーンを代表するバンドなので、インディーパンク、エモ、メロディックパンク、ポップパンクのカッコいい海外のバンドを探している人は、今すぐに聴いてみてください。