最近、自分がいいなと思う音楽が”Alt-Country”とされる音だということに気付きました。
Alt-Countryとは音楽ジャンルの一つ。カントリーの影響は受けつつも、メインストリームのカントリーとは違ったエッセンスの入った音楽を指します。90年代だとWilcoが有名ですし、パンク好きの間で有名なバンドだとLuceroもAlt-Countryと呼ばれたりしますね。
正直、最近はジャンルなんて概念が役に立たないほどさまざまなエッセンスが入った音楽が多数派になっていますが、自分が聴いていて「これはCountryからの影響を感じるなぁ」と思った、ここ数年出てきたおすすめのバンドを紹介していきます。
Whitney
まずは有名どころから。インディーミュージックを好んで聴いている人なら、1stアルバム”Light Upon The Lake”のジャケを一度は目にしたことがあるんじゃないでしょうか。
Whitneyはシカゴ出身の2人組ユニット。2015年にデビューしたばかりですが、一気にスターダムを駆け上がった印象のバンドです。星野源が作品を絶賛するなど日本でもファンが多い印象ですね。今年1月から2月に行われたUSツアーには、日本のCHAIが帯同。今年4月には来日公演も予定されていましたが、コロナの影響で延期になってしまったのが残念です。
正直にいうと、自分はまだ1stアルバムしかじっくり聴いたことがないんですが、さすがみんなにいいと言われるだけあって、普通にいいです。いや、めちゃくちゃいいです。まだ聴いたことがない人は、ぜひ”Golden Days”という曲からチェックしてみてください。
The Berries
Run For Cover Recordsを追ってる人にはおなじみ、シアトルのバンド。Happy DivingやBig Biteのメンバーとして知られるMatt Berryのソロプロジェクトとして始まった印象ですが、今は固定のメンバーがいるバンドなのかな。
2018年に1stアルバム”Start All Over Again”でデビュー。すでに2枚のアルバムをリリースしています。オルタナやパンクからの影響も強く、昨年リリースされたYoung Guvの2作品が好きな人や、Title FightのNedがやってるGlitterer、Have HeartやBasementのメンバーが所属するFiddleheadの雰囲気が好きな人なんかもきっと好きになるバンドやと思います。
Diners
最近Lauren Recordsからアルバム”Leisure World”をリリースしたばかりのソロユニット。過去にも作品をたくさんリリースしているみたいですが、自分は今回のリリースで存在を知りました。
Dinersの音楽を「カントリーっぽい」とするのは無理があるかもしれませんが、ピュアでポップで濁りのない音楽が「田舎っぽさ」を感じさせるので、自分のなかでAlt-Countryの括りに入れました。きれいに透き通った極上のポップソング、素敵です。
rod
最後に紹介するこのバンドのことは、ほとんど何も分かりません。でも、まだまだ知らなくていいバンドっているんだなーと嬉しい気持ちにさせてくれたバンド。同郷のStrange Ranger(こっちもかっこいい!)が紹介していて知りました。
このバンドのbandcampのタグに”Alt-Country”というジャンル名が書かれていて、よしこれで記事を書こうと思わせてくれたバンドなんですよね。bandcamp以外に何の情報も見つけられていませんが(バンド名が短いとディグがムズイんですよね)、Lo-Fiな音にも抵抗がない人はぜひ聴いてみて欲しいです。