Pet Symmetry が 8/13 にリリースしたアルバム “Future Suits” についての記事です。
Pet Symmetry ってどんなバンド？
エモが好きな人にとっては、改めて説明するまでもないバンドやと思いますが。
Pet Symmetry は シカゴを拠点に活動する Indie Rock / Emo バンド。Into It. Over It. の Evan Weiss に、Dowsing の Erik Czaja と Marcus Nuccio というメンバーで結成されたエモ界のスーパーバンドの1つです。
2012年に結成して以降、これまでに2枚のスタジオアルバムをリリースしており、”Future Suits” は3作目のフルアルバムとなります。
ジャケットがQRコードのアルバム “Future Suits”
“Future Suits” は、Asian Man Records と 自分たちで作ったレーベルである Storm Chasers Records との共同で 8/13 にリリースされました。
正直に言ってこれまでの2作品をしっかり聴き込んできてるバンドではないので、ちゃんとした比較はできないんですが、今作めちゃめちゃいいんですよね。安心感もありつつ、オリジナリティのある展開に挑戦している曲もあって、間違いないメンバーで結成されたバンドでありながら、次の曲はどういう展開で来るんだろうっていうワクワク感を持って最初の1周目を楽しめました。
で、注目すべきポイントが、ジャケットがQRコードだということ。もちろん、単なる飾りじゃなくてスマホカメラで読みとることも出来ちゃいます。#4 “Pet Sympathy”、#5 “Debt Symmerty”、#9 “Pet Synergy” みたいに 曲名で遊んじゃう感じもイケてます。
QRコードを読み取ると、どうなる？
当然気になるのが、「QRコードを読み取ると、どうなるのか」ですよね。
QRコードを読み取ると、バンドのオフィシャルサイトにリンクします。URLは “https://www.petsymmetryband.com/” で、特設サイトというわけでもありません。
「え、それだけかよ」って思った人もいるかもですが、実はそのオフィシャルサイトに、もう一つだけ遊び心の賜物が隠されているんです。
それは “EARTH IS FUCKED” というタイトルの付いたビデオゲーム。ブラウザオンリーですが、がっつり遊べるビデオゲームが用意されているんです。
Pet Symmetry のゲームでちょっとだけ遊んでみた
せっかくなので “EARTH IS FUCKED” というタイトルのゲームをちょっとだけ遊んでみました。
ゲームの中の世界はなぜか地球外生命体が住む惑星で、そこを走っていた Pet Symmerty のバンが事故を落として、楽器を含むいろんなものを落としたから、それを集めながら最終的にはその惑星でライブを開くのを目指すっていう設定になっています。収録曲 “2021: A Personal Space Odyssey” のミュージックビデオのストーリーの続き、という感じですね。
１面すらもクリアせずに終わっちゃったんですが、ちょっと遊んでみただけでも、以下に挙げるような面白ポイントに出会いました。アルバム収録曲の8bit version が聞けますし、時間に余裕がある人はぜひ全クリを目指して遊んでみてください。
・敵に当たってメガネを落とされると視界が極端に狭くなる
・レインボーのアイテムを取るとしばらくの間、世界が歪む（おそらくクスリってこと）
最後に。QRコードをレコードのジャケットにするっていうのは、Pet Symmery が初めてやったことなのか気になったので、ちょっと調べてみたんです。
すると、かの有名な米米CLUBが 2006年 の時点でやっていました。しかも、2006年の再始動後にリリースされたDVD付きシングルの3部作全てが QRコード のジャケットっていう。そのデザインは本当にQRコードそのまんまで、Pet Symmetry の作品と比べるとオシャレさでは負けちゃいますが、アイデア自体はかなり昔から存在していたみたいです。
ちなみに海外の作品でもQRコードジャケットはあるのかなぁと軽く検索してみましたが、うまく見つけられず。「QR code album jacket」で検索すると、ゲーム「どうぶつの森」で壁に飾って遊べるアルバムジャケットのデータのQRコードの情報がたくさん出てきて、それで諦めちゃいました。
もし知ってる作品があったら教えてくださいー！