夏休みの期間を使ってアメリカ全土を回るパンクの祭典、Warped Tourが来年の開催を最後に、現在の形でのツアーを終えることを発表しました。
声明はコチラで読めます。まず、シンプルに寂しいなっていう感想ですね。
Warped Tourは高校生のときにその存在を知って、なんて最高のツアーなんだと憧れていたツアー。だって、パンクシーンのバンドばっかりがめちゃくちゃたくさん出演するんやもん。
んで、大学二年生のときにWarped Tourに行ったのが初の一人での海外旅行。NOFXの一曲目がLinoleumで、イントロを聞いた瞬間、憧れの場所に来てるって思って涙が流れてきたの、今でもはっきりと覚えてる。
今となっては、出演するバンドは自分が好んで聴くようなバンドじゃなくなっちゃったけど、このフェスがパンクシーンに及ぼす影響は大きいなぁって、身をもって感じたから本当に残念。
フェスの雰囲気は、音楽好きがたくさん集まるというよりは、「近くでなんか楽しそうなお祭りあるみたいやし、みんなで行こうよ」的な雰囲気。とにかくティーンがたくさん集まってて、日本のフェスみたいにみんながタイムテーブルとにらめっこしながら会場を走り回る感じではなく、ある集団は屋台でサングラス買ったり、ある集団は地べたに座りながらピザ食べてたべってたり、ほんとうに会場の雰囲気そのものを楽しんでる感じ。
もちろん目当てのバンドの一つや二つぐらいはみんなあるんやろうけど、何気なく触れられるライブがその時ホットなかっこいいバンドって感じで、きっとWarped Tourをきっかけにして好きになるバンドが出来たりとか、人に寄ってはパンクロックそのものが好きになったりするんやろなぁっていう雰囲気なんです。
そうやって、パンクカルチャーを作り上げてきたフェスが無くなってしまうって考えたら、やっぱりパンク好きとして悲しいです。
もちろん、アメリカ全土を多数のバンドで一緒に回るっていうのは、主宰する方も労力が大変やろうし、出演するバンドにとってもハードな体験やろうから(実際、みんなインタビューで語ってるしね)、続けていくのは時代合わなくなってしまったってのもあるんやと思う。でも、形は変わっても、何かしら活動は続けて行って欲しいなぁ。
明るいニュースとしては、今年で最後となったパンクスプリングが、来年はWarped Tourの名前を冠して行われるって噂があるし、日本だけじゃなくアメリカや他の地域でも、そういう形でイベントを続けていってくれるんじゃないかなー。
思えば、ずっとスニーカーはVansを履いてるのも、Warped Tourのスポンサーやからずっとサポートしようと決めたからなんよなー。
ってことで、イベントはなくなっても、心には生き続けるってやつですね。
Warped Tour, forever.
(関連記事: 日本にWarped Tourが上陸する噂についてまとめてみた | PUNX SAVE THE EARTH -blog-)