最近ハマってるFish Narc、正体はとんでもないミュージシャンだった

Photo from bandcamp

最近、Fish Narcにハマってます。

8月に公開された新曲 “Much Less Me” が知ったきっかけ。イントロからいきなりざらついたギターソロが鳴って、そこから”枯れた色気”みたいな雰囲気を感じるギターポップに突入していく。ファズの効いたギターに、どこか切なくて人懐っこいメロディ。サウンドでいうと、The ReplacementsやGin Blossomsのような90年代オルタナの空気をまとっていて、めちゃくちゃかっこいいんです。

続いて公開された楽曲 “Big Dumb World” も同じ路線で大好物。ちょっぴり「いがらっぽい」歌声が、温かみと切なさを同時に感じる楽曲にマッチしていて、派手さはないのに何度も繰り返し聞いちゃうほどハマっちゃいました。

Sponsored Link

 

いいなと思ったら、次にやるのがディグ。まずは、デビューしたてのバンドなのか?と思ってSpotifyをチェックしてみると、めちゃくちゃたくさんの音源が並んでいて、びっくりしました。こんなにも作品を出しているのに、なんで今まで知らなかったんだろうって。

で、過去音源を聴きはじめてもう一つ驚いたのが、その音楽性がバラバラなこと。2025年のアルバム”frog song”は、シューゲイズ的な轟音ギターと、アコースティックで素朴な曲が同居するローファイなインディーロック。さらに遡って2020年のデビュー作”WiLDFiRE”を聴いてみると、ヒップホップのエッセンスを感じるようなポップパンク的な雰囲気。なんなんだ、このバンド?

 

ここでようやくWikipediaディグ開始。すると、バンドではなくBen Funkhouserという人のソロプロジェクトってことを知りました。もともとはHauseっていう Post Punk/Alternative Rockバンドをやってた人らしい。bandcampに5人組バンドっぽいアー写があるのは、ライブではフルバンド体制でやるからみたいです。

で、長々と書かれている経歴を見て、またもや驚き。なんと、エモラップシーンの重要コレクティブである GothBoiClique の主要メンバーとしての活動歴があって、伝説的なラッパーとして知られる Lil Peep のプロデュースまでやってたって書かれてたんです。まさかそんなビッグネームが飛び出すなんて思ってもなかったから、冗談抜きでWikipedia読みながら鳥肌が立ちました。

この曲とか、普通にイントロで「Fish Narc」って言ってるしね、Lil Peep。

 

Lil Peepの死後、自分の音楽に向き合うようになり、Fish Narc名義でソロ活動を開始したとのこと。なるほど、2020年のデビュー作”WiLDFiRE”は、だからラップっぽい雰囲気も残ってるのかとスッキリ。

その後は作品を重ねるごとに、ルーツであるパンクやインディーロックの色合いが濃くなっていき、その集大成ともいえるニューアルバム”Uncle”が10/16にリリースされます。

プロデュースはMJ LendermanやWednesdayを手がけるAlex Farrar。リリースは Modest Mouse や Built To Spill がいたレーベルとして知られる K Records から。盤石の布陣。アルバム全曲通して聴くのが今から楽しみです。

Sponsored Link