
ずっと前からアイデアだけ温めていたプレイリストが完成したので、そのご報告。
プレイリストを作ろうと思ったきっかけは、いつも通り何気なく音楽を聴きながら所々フレーズを口ずさんでいたときに、「自分が口ずさむのって地名なことが多いな」って気づいたこと。プレイリストの作成履歴を見るに、どうやら2025年の10月に思いついたようです。(Spotifyでは、プレイリストに曲を追加した日を確認できます。)
で、とりあえずプレイリストだけ作っておいて、音楽を聞いてるときにいいのが見つかったら追加していこうと思ってたんですが、全然進まなくて。6月に東京まで観に行った Hot Water Music のライブ終わり、友達とライブの振り返りとしてるときに、”A Flight and A Crash”の「サンフランシスコー」のクセのある歌い方にみんなで言及してるときに、「あっ、あのプレイリストをちゃんと作ろう」と思い立って、ようやく形になった感じです。
厳密なルールは決めてないんですが、できるだけアーティストはバラけさして、単に地名に歌詞に入っているだけではなく「口ずさみたくなる」ってポイントに注目しました。歌詞に地名が出てきまくるし、大好きなので基本的に口ずさんじゃう The Menzingers に関しては、いっぱい選びたい曲があったので、1つのアルバムにつき1曲という変則ルールにしてます。
あと1人だけじゃ思いつく曲に限界があったので、Instagramで有識者の人に呼びかけて、いろいろ教えてもらいました。作ってみて思ったのが、いくら便利になったAIを活用しても、作れないプレイリストだなってこと。AIによる検索だと、タイトルに地名が入っている曲ぐらいが限界で、歌詞に地名が入っているとなるとかなり難しく、さらに「口ずさみたくなる」ってのは人間だからの感情だからです。「AIに作れないプレイリストのアイデア」みたいなのは、このプレイリストを作りながらいくつか思いついたんで、またどこかで披露したいなと。
前置きが長くなりましたが、ここからはプレイリストの紹介です。自分は Spotify ユーザーなので、Spotify で作ったプレイリストを置いてますが、曲とアーティストのリストもテキストで置いておくので、ぜひ参考にしてみてください。
あと、口ずさみたくなる地名についてのちょっとしたコメントを添えて1曲1曲をYouTubeリンクと一緒に紹介しています。お時間あるときに、ぜひ読んでみてください。
[曲名リスト]
1. Man Overboard – While You Were Sleeping
2. Saves The Day – You Vandal
3. Hot Water Music – A Flight and A Crash
4. The Menzingers – Anna
5. Broadway Calls – Back to Oregon
6. Banner Pilot – Saltash Luck
7. Alkaline Trio – I’m Dying Tomorrow
8. The Menzingers – Midwestern States
9. Bad Religion – Los Angeles Is Burning
10. Smoke Or Fire – Califonia’s Burning
11. The Flatliners – Count Your Bruises
12. Red City Radio – We Are the Sons of Woody Guthrie
13. Rancid – Olympia WA
14. Big D and the Kids Table – L.a.X
15. The Loved Ones – Louisiana
16. The Menzingers – Casey
17. Samiam – Mexico
18. Brian Fallon – Open All Night
19. The Bouncing Souls – East Coast Fuck You
20. H2O – Faster Than The World
21. Less Than Jake – Gainesville Rock City
Man Overboard – While You Were Sleeping
このプレイリストを作るきっかけになった曲。懐かしい気持ちになりたいなと、当時ハマりまくっていたポップパンクを適当に流していたらこの曲に辿り着いてて、”I can smell your sheets from New Jersey” の「ニュージャージ〜」のとこ絶対歌いたくなるよなぁって思って、このプレイリストのアイデアを思いついた感じです。ちなみに、上記以外に、冒頭に「back in Jersey」という口ずさみたくなる地名歌詞もあります。
Saves The Day – You Vandal
上記 Man Overboardが絶対にオマージュしているのがこの曲の歌詞。メロディックパンクが好きな人なら、全員口ずさんじゃうんじゃないでしょうか、「Smell of New Jersey〜」って。もちろん、続く、「ウェンドゥーアーイ」もセットでね。ちなみに、プレイリストへの追加タイミングが、なぜMan Overboardとズレているかは自分でも謎。
Hot Water Music – A Flight and A Crash
冒頭にも書いた通り、この曲こそが、プレイリストを完成まで導いてくれた曲。Chris Wollard のクセのある「サンフランシスコー」は口ずさまずにはいられません。来日時、Chris Cresswellは音源に忠実に歌っててそれはそれでテンションあがりましたが、ウォラードのライブでのクセ満載の歌い方も動画で見てニヤニヤしちゃいます。(個人的には、シドニーでのライブ動画 での極限まで間を空けたサンフラン、シスコッが大好きです。)
The Menzingers – Anna
メンジンガーズって地名の入った曲いろいろあったよなーと思い浮かべながら、一番最初に出てきたのがこの曲。一番盛り上がるサビでの「Please come back to Philadelphia」は、絶対に口ずさんじゃいます。The Menzingersの新譜を紹介する記事でも書いたように、英語の歌詞ってなかなかちゃんと聞き取れないから、聞き取りやすい地名が登場すると耳に残って、すぐ歌いたくなるお気に入りパートになるんですよね。
Broadway Calls – Back to Oregon
Instagramで有識者経由で教えてもらった曲。Verse2でタイトルの「Back to Oregon」って歌詞が出てくるんですが、口ずさみたくなるのはそこじゃなくて、ぐっとリズムが落ち着いたところでの「カリフォニアー」ですね。これも Philadelphia とか San Francisco とかと同じ理論で、長くて聞き取りやすい単語だから、口ずさんじゃうってのがあると思います。
Banner Pilot – Saltash Luck
これまた別の有識者に教えてもらった曲。声に特徴のあるボーカルの Nick がねちっこく歌う「コロラードー」は、これまた絶対口ずさんじゃうやつ。Banner Pilot も The Menzingers と並んで歌詞によく地名を登場させる印象のあるバンドですね。歌詞には登場しないけど、タイトルがフロリダの小さな海辺の街「Pensacola」って曲があって、昔みたいライブがたまたま重なって訪れた街がそこで、「Banner Pilotの曲の場所だ!」とテンションあがったのを今でも覚えています。
Alkaline Trio – I’m Dying Tomorrow
これまた、別の別の有識者に教えてもらったやつ。出だしから飛び出すタイトルと同じぐらい口ずさみたくなるのが、その後にやってくる「シカーゴー」のところです。ちなみに、Hot Water Musicとスプリットを出していたり自分の好きなパンクロックバンドと親交が深いのに、イマイチ好きになれないなーとモヤモヤしていた大学生当時の自分が、初めてバンドの魅力に気づいたのが、ポップパンク調の楽曲が多く収録されているこの”From Here to Infirmary”だったりします。
The Menzingers – Midwestern States
メンジン2曲目。歌詞を見ずとも口ずさんじゃうようになってたのは、Verse 2に登場する「But I know somewhere in Chicago」 のところですが、よくよく歌詞を読んだらサビのところに「LA」や「Denver」も出てくるんですね。全然わかってなかったです。
Bad Religion – Los Angeles Is Burning
この曲を入れるかどうかは正直迷ったところはあります。だって、タイトルに思いっきり地名が入ってて、それをサビでそのまま歌う曲やから。でも、新譜に全然いい印象を持ってなかったにも関わらず、2006年のパンクスプリングで(当時高校2年生!)のときにライブで見て、めちゃくちゃいい曲やん!ってなった思い出の曲なので入れちゃいました。あと地名関係ないけど、この曲でいうと「This is not a test of the emergency broadcast system」ってところも絶対歌っちゃいます。
Smoke Or Fire – Califonia’s Burning
Los Angelesと入れるならこっちも、ということでピックアップ。「California’s burning to the ground」も「You and I are leaving Los Angeles」も両方歌っちゃうやつです。たまに思い出したように聴くんですが、そのたびに、自分が大学生の頃は毎年 Fat Wreck Chordsに所属してるバンドが来日してくれて、Smoke Or Fire、The Loved Ones、Dead To Me とライブを見れたってヤバすぎるよなぁって当時の恵まれてた環境をありがたく思い返したりします。
The Flatliners – Count Your Bruises
一番好きだった時代の The Flatliners の名曲にも、地名入ってます。最初の方にある「San Francisco 」の方は歌乗せがテクすぎるのであんまり口ずさもうって気分にならないんですが、Hey! Hey! の掛け声パートにある「Chicago rooftops」のところは絶対口ずさんじゃいます。
Red City Radio – We Are the Sons of Woody Guthrie
オリジナルメンバーによる初期の代表曲にして大名曲。曲が始まって割とすぐやってくる山場の「Oklahoma City sound〜」が口ずさみたくなる地名パートです。ちなみに、「It’s kind of hard to fall on deaf ears」の「fall on deaf ears」の部分は、勝手にフィラデルフィアって歌ってると思って、今でもそう間違って口ずさんじゃいます。
Rancid – Olympia WA
タイトルに地名が入ってるし、この曲に関してはもはや地名のとこだけじゃなくて全曲シンガロングしちゃうぐらいの曲なので、プレイリストの趣旨から若干外れる気もしながらのチョイス。もちろん「Back to Olympia〜」のところも絶対歌いますが、一緒にシンガロングして気持ち良すぎるのは、やっぱり「New Your City」の盛り上がるところですよね。
Big D and the Kids Table – L.a.X
これは自分だけでは絶対に思い出せなかったやつ。有識者に教えてもらいました。最近ではビックバンド的な風格も漂う大所帯バンドが、まだまだヤンチャなパンクロックバンドだった時代の名曲。冒頭にいきなりやってくる「ローサーンジェリィーーース!!」は絶対口ずさんじゃうやつですね。
The Loved Ones – Louisiana
冒頭からずっと同じフレーズが繰り返される曲なので、タイトルの Louisiana 以外のフレーズも基本的に口ずさんじゃう曲。あと、「ブロキシ and アーラバーマー」も一緒に歌ったときの気持ちよさポイント高いです。
The Menzingers – Casey
地名を歌詞に入れがちなメンジンでも、絶対に選びたいと思ったのがこの曲。別に盛り上がるパートでもなんでもないんやけど、「On the long ride back to Philly」の部分を口ずさんだときの気持ちよさは異常です。2017年のジャパンツアーでは、東京公演ではやらなくて最終日の大阪公演ではやってくれたんやったよなぁ。
Samiam – Mexico
激渋名曲をたくさん持ってるバンドこと Samiam の名盤からのチョイス。冒頭のメキシーコォーの部分はやっぱり歌っちゃいます。メキシーコーの部分だけ切り取ってみたときに、メロディーラインとか地名の歌乗せとか、めちゃくちゃ The Menzingers を感じるなぁって思います。
Brian Fallon – Open All Night
敬愛するボスこと Bruce Springsteen の曲名と同じタイトルをつけて、歌うテーマまで一緒にしたニクい曲。Verse 1の冒頭には New York City〜、Verse 2には Chicago〜が登場して、両方口ずさんじゃいます。The Gaslight Anthemと比較するとあんまり聞かれてる印象のないソロ作品ですが、1stアルバムは落ち着きとスイートさを感じる名盤なので、ぜひパンクロック好きにも聞いてほしいです。
The Bouncing Souls – East Coast Fuck You
最後の方は半ばヤケクソというか、かなりの力技。タイトルの「East Coast」ももちろん地名ですが、途中に出てくる「NYC!」「Bsoton!」「Philly!」「Jersey!」のところが口ずさんじゃうポイント。”Fuck”がダメなのか、ブログに動画を埋め込むことができなかったので、YouTubeに飛んで聞いてみてください。
H2O – Faster Than The World
“East Coast Fuck You”とセットで、プレイリストに加えようと思ったのがこの曲。アメリカの都市はもちろん、「Japan」や「Europe」などの地名も登場します。いっつも口ずさんじゃうのが、途中の「New York City」と「Japan to Europe」のとこ。あと、地名じゃないけど、日本語の「行ってみよー!」は絶対言っちゃいます。
Less Than Jake – Gainesville Rock City
ラストは、大好きな街「Gainesville」を歌ったこの曲。Less Than Jakeにハマった直後は、この曲が入ってるアルバム”Borders & Boundaries” って地味で1曲もいい曲ないやんとか思ってたんですが、The FESTの存在を知って Gainesville という街の素晴らしさを知ってからは大好きな曲になりました。Hot Water Music も Againes Me! も、そして Less Than Jake もみんな Gainesville 出身。そしてフロリダ大学の学生がDIYで始めたレーベルが No Idea Records ってことで、夢がある街です、Gainesville は。